『告白』

重い重い扉が開かれ

夜毎、

忍びよる影に

首をしめられた



耳鳴りを庇う

この痛い涙の雫が

いつからか

私を癒すだろう



涙に同化した

棘のような想いに

とりつかれたまま

死にゆく今を

嘆くでもなし

憂うでもなし



時を蝕む

意識の表層を

ただ

真白に変える

私だけが抱く

ある、音色



沈黙に口づけ

痕を残し



ーそして、告げる…

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