『残像』

幻のように

貴方の面影が

際限なくはじける

残像があまりにも

生々しくて

今夜も眠れない





生身の貴方が

恋しい

その手首の鼓動と

柔らかなしわを

ゆっくり確かめたくて





今夜も、逢えない





残酷な時の流れを



眠れない夜明けを



満ちゆく月の光が

庇い続けている



いつまでも

- 127 -
目次
HOME