『夏の世の憂鬱』

生温い風に乗って

耳元で囁かれた

淋しさは

絶え間なく

私に降り注ぐ



午前零時の

集中豪雨

歪みはじめた

景色を抱いて

汗ばむ私を

心から

震えあがらせる

あの残響の果て



私は祈る事もできず

そして

消えた

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