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ソフィアは試験の結果がまだ出ていないことを忘れていたが、結果が発表された。ハーマイオニーはもちろん学年トップで、驚いたことに、ソフィアはハーマイオニーの次の二番だった。ハリーとロンは、自分が思っていたより良い成績だったらしく喜んでいた。ネビルはすれすれだったが、薬草学の成績が良くて魔法薬のどん底の成績を補っていた。ハリーは意地悪なばかりかバカなゴイルが退校になればいいのにと、期待していたのだが、彼もパスしていた。ロン曰く人生ってそういいことばかりではない、らしい。
そんなこんなで時は過ぎ、生徒達が帰省する日がやってきた。休暇中魔法を使わないようにという注意書が全生徒に配られ、フレッドは「こんな注意書配るの忘れりゃいいのにって、いつも思うんだ」と嘆いていた。ハグリッドが、生徒たちを湖を渡るボートへと乗せ、全員がホグワーツ特急列車へと乗り込んだ。
喋ったり笑ったりしているうちに、車窓の田園の緑が濃くなり、手入れが行き届いた風景へと変わって行った。バーティー・ボッツの百味ビーンズを食べているうちに、列車はマグルの町々を通り過ぎて行く。皆は魔法使いのローブを脱ぎ、上着とコートに着替えていった。そして、キングズ・クロス駅の『9と3/4番線』のプラットフォームに到着したのだ。
年寄りの皺くちゃな駅員が改札口に立っていて、ゲートから3,4人ずつを外へと送り出していた。 堅い壁の中から、いっぺんにたくさんの生徒たちが飛び出すと、マグルたちがびっくりするからだ。
「夏休みにうちに泊まりに来てよ。3人に梟便を送るよ」
「ロン、ありがとう」
「ぼくも楽しみに待っていられるようなものが何かなくちゃ」
人の波に押されながら4人はゲートへ、マグルの世界へと進んで行った。また来年、ホグワーズでの日常が彼らを待っている。
PHILOSOPHER'S STONE
END.