四十七 本試験

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 「えーではこれにて第三の試験予選、全て終わります!」

 審判であるハヤテの言葉により、長い時間をかけた第三の試験予選がようやく終わった。
予選を通過したのはシノ、カンクロウ、テマリ、シカマル、ナルト、ネジ、我愛羅、キヌタ、そしてサスケとトモエの十名である。いのとサクラによるくノ一同士の戦いはダブルノックアウトとなり第三の試験受験者は予定よりも一名少なくなった。それぞれの忍たちが己の力を出し切った結果である。

 その中でも我愛羅に敗北したリーは、医療班にもう忍として生きられない身体だと言われてしまうほどのダメージを負っていた。
 リーの担当上忍であるガイはどうしようもない悔しさにただ涙を流すしかなかった。

 本選出場者は整列し本選の内容が話されるのを待っている。
病室にいるサスケとトモエを含め木ノ葉六名、砂三名、音一名か。と火影は考えていた。
ハヤテに促され、火影が本選出場者の前に進み出る。
 
 「ではこれから"本選"の説明をはじめる」


 あたりはシンと静まり返った。

 ***

 火影の口から、本選は一ヶ月後に行われるということが告げられた。
 各国の大名や忍頭など、招待客へ予選の終了を告げ本選への召集をかけるための都合や、予選で手の内を明かしてしまった者、傷付きすぎてしまった者の公正公平を期すための準備、休息、修行期間だと言う。

 それを聞いたナルトはこうしちゃいられないと修行のことで頭がいっぱいになっていた。

 しかし火影は解散の前にもう一つして欲しいことがあると言った。それはクジを引くこと。
本選進出者それぞれがクジを引き、手元の紙に書かれている数字を口にする。
 トモエの分はアンコが引き、サスケは一番最後に余ったクジに書かれている数字ということになった。
 
 「ではお前たちに本選のトーナメントを教えておく!」

 そう宣言した火影に、そのためのクジ引きだったのかと驚きの声が浴びせられる。

そして第一試験の試験官であったイビキからトーナメントが発表された。

 うずまきナルト vs 日向ネジ
 うちはサスケ vs 我愛羅
 油女シノ vs カンクロウ
 奈良シカマル vs テマリ
 雪箆トモエ vs ドス・キヌタ

 初戦の組み合わせはこの通りである。

 シカマルはそのトーナメント表をみて中忍になれるのは優勝者一人だけなのかと質問をした。
 火影はそれに対し、試合をした下忍は中忍になるための資質があるかどうか審査員でもある火影や風影、任務を依頼する立場である各国の大名や忍頭などが判断するのでたとえ一回戦で敗北したとしても中忍になれる可能性があると答えた。
 それはつまり全員が中忍になり得るし、逆に一人もなれないかもしれないということだ。

 「ではご苦労じゃった!ひと月後まで解散じゃ!」

 その言葉で一同は会場をあとにした。

 その頃カブトはサスケを攫うため護衛の暗部を皆殺しにしサスケが寝ている病室に忍び込んだが、予想していたカカシによりそれを阻まれた。
 カブトは自分を捕らえようとするカカシから逃がれ、そのまま姿をくらましたのだった。

 少し離れた病室に寝かされているトモエはまだ目を覚まさない。
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