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清水と連携を取りながら自分の作業を進める巴。各校マネージャーはひと試合に一人という決まりのため、後輩である巴は観覧席にいるしかないのだ。1回戦目からの試合のある烏野高校は既にコートに入ってアップをとっていた。その途中、観覧席に現れた青葉城西を見つけ、日向と影山が思わず声を上げる。

「あれっ」

日向、影山とのやり取りを終え、烏野の初戦を見ようと席に着いた青葉城西の部員たち。前回にはいなかった顔ぶれに及川が声を上げた。

「リベロが居るねえ。練習試合の時は居なかったのに…」
「なんかデカい奴も増えてんな…」

そんなやり取りを岩泉と行っていた及川はふと何かに気づいて楽しそうに声をあげた。

「高嶺ちゃーん!やっほ〜」

観覧席で横断幕を張っていた巴を見つけ近寄ってくる。
巴も他校の先輩に失礼があってはいけないので、ペコリとお辞儀をして挨拶を返す。

「こんにちは」
「ねぇね、丁度いいからさメアド交換しない?オレ、キミともっと仲良くなりたかったんだよねー」
「はぁ…でもこれから試合で、」
「ちょっと交換するだけだからさ!時間取らせないよ、ね!いいで―――「いいわけあるかクズ及川!」あでっ!!」

ゴンッという音と共に、及川は頭を抱えてしゃがみ込んだ。
巴が目線を上げるとそこには青城のエースである岩泉が立っていた。
どうやら彼が及川に拳骨を食らわせた張本人らしい。

「なにすんのさ岩ちゃん!」
「他校の女子に手ェ出してんじゃねぇクズ川!」
「悪口と名前を略さないでって!」
「ごめんなー、こいつ可愛い子には見境なくって」
「怖かったでしょ?」

よく見ればいつの間にか青城の3年生に囲まれていた。
巴としては及川のようなひとにはどう対応していいか困っていたところなので有難いが、流石に長身の男子、それも他校の生徒に囲まれると流石に驚いてしまった。

「あの…助けてくれて、ありがとうございました」
「高嶺ちゃん!?」
「あ、いえ、及川さんが悪いというわけでは…ちょっとビックリしただけで」
「!!そっかービックリさせちゃったのかぁ、ゴメンよー及川さん今度はゆっくり近寄るから!」
「そういう問題じゃねぇよアホ」
「ほれ行くぞ及川、そろそろコーチたち来ちまう」

結局及川は岩泉たちによって引きずられていき、青城側の方へと戻っていった。

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