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「ヘイヘイへーイ!なんだ、音駒やっとマネージャー入ったのか?!」

ローテーションで行われる試合を何度かこなし、次の相手は梟谷学園高校のようだ。すると向こうの主将だろうか、巴の存在に目をかっぴらきながらハイテンションで近寄ってきた。

「おう木兎、うちのカワイイマネージャーの巴ちゃん」
「初めまして。今は音駒高校のマネージャーをやらせていただいていますが、烏野高校1年高嶺巴です」
「なんだそれ!一体どっちなんだよー!まぁいいや!俺は木兎光太郎!梟谷の主将だ!!全国で5本指に入るスパイカーなんだぜ!!」

ヘイヘイーと両腕を高く突き出した木兎、ハイテンション日向の5倍くらいは元気だ。

「5本の一人なんですか?凄い、かっこいいです」
「か、カッコいい?!そそそそそうか?!そうだろう?!今からもっとカッコいいとこ見せてやるからな!よく見ておけよ!」

「うるさ…赤葦…早くこの人引き取って…」
「木兎さん、他校のマネージャーさんに迷惑かけないでください」

すると赤葦と呼ばれた人がすぐさま木兎を引っ張ってベンチに引きずっていった。

「あれ、梟谷のセッターの赤葦京治。俺と同じ2年だよ」
「そうなんですか」
「オイオイ、現在音駒のマネージャーな巴ちゃんは梟谷にお熱ですか??」
「あ、すいません」
「ま、うるさい梟を黙らせにいくとしますか」

***

「俺絶好調ー!!!」
「クッソ…フライング1週ー!」

結果は接戦の上音駒の負け。黒尾の掛け声にみなコートをフライングで回りだした。嫌そうな顔で巴の背後に隠れた孤爪は黒尾に引きずられていった。

「見てたか!?音駒マネちゃん!」
「はい、木兎さんは肩の可動域、広いんですね」
「カドウイキ?な、なんか知らんがオレすごいのか?!」
「違うんですか?スパイクをあんなにインコースに打っていたので、てっきり」

巴の言葉に瞳をキラキラ輝かせ、いきなり両肩をガッと強く掴んだ。

「あかーし!!オレ、欲しい!!」
「駄目です何言ってんスか早急に離してあげなさい」
「えー!!!」
「我儘言わないでください。えっと、高嶺さん、だっけ?ごめん、すぐ離させるから」

ギロリと睨みを利かせた赤葦さんに、ちぇっと舌打ちをつきゆっくり巴から手を離した木兎。

「オイオイオイ。何うちのマネ勝手に勧誘してくれちゃってんの?」

しばらくしてフライングの終わった音駒の選手が帰ってきたので、タオルとドリンクを配っていく。

「おい黒尾!その子うちにくれ!」
「はぁ?!お前のとこ2人もマネージャーいるだろうが!欲張んな!」
「あいつら俺のことあんま褒めてくれねーだもん!」
「いやですー今は音駒のですー」
「ケチッ!」

小学生みたいな喧嘩をし始めた木兎と黒尾を他の選手たちは呆れ顔で見ているところをみると、どうやら日常茶飯事のようだ。

「…赤葦、何があったの」
「…末っ子の弟がいきなり出来た妹に尊敬される味をしめた、みたいな感じかな」
「何それ…」
「俺もよくわからない」

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