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ちょこっとだけ梟さん。
お昼休憩のため食事を終えた頃、巴は食器を片付けにその場を立つと梟谷のほうが騒がしかった。
「あかーし!!早く!!もう食べ終わっただろ?!トスあげてくれよ!!」
「…まだ食べてますし今は休憩時間ですよ」
「あかーーーーしぃー!」
至極迷惑そうな顔をした赤葦に引っ付きながら叫んでいる木兎。他のレギュラー陣は呆れて我関せずのようだ。
その様子をみていた巴はあることを思いたらく、食器を返却口に出し、スススと木兎のほうへと歩み寄った。
「あの、木兎さんはナポレオンを知っていますか?」
「お!巴じゃないか!!オレはナポレオンなら知ってるぞ!俺の辞書に不可能の文字はない!ってやつだ!!」
「はい。そのナポレオンには他にも有名な言葉もあって、「人生という試合で最も重要なのは、休憩時間の得点である」と」
疑問符を浮かべた木兎含む梟谷の選手たち。
「試合に勝つためには休憩時間がもっとも重要であり、いかに身体を休めるか。つまり、休憩も試合の得点につながるということです」
「なるほどそういうことか!!俺は大エースだからな!もっと試合で点とってやる!!うぉおお!俺頑張って休憩する!」
木兎は再びハイテンションで目をキラキラさせつつ、赤葦の隣に腰掛けそわそわと時計を見て昼時間が終わるのを待つようだ。
「おー、やるなぁ巴ちゃん。木兎を黙らせるなんて赤葦以外にはそうそうできねーぞ」
いつの間にか音駒の黒尾もこちらへやってきていた。痛く感心したらしい黒尾が巴の頭に手を置こうとした瞬間、今まで黙っていた赤葦に突然腕をとられた。
「…黒尾さん。この子ください」
「お前まで何言ってんだ赤葦」
「木兎さんが素直に言うこと聞いて休憩してくれるとか…まさに鶴の一声、神かこの子。だからください」
「そうは言ってもねー、一応烏野の子だからねぇ」
「じゃあ烏野に直談判してきます」
「お!なんだなんだ!あかーし、巴貰ってもいいのか?」
「えぇ、そうですね。俺が許します」
「オイオイ馬鹿なこと言ってるんじゃないよ。それがまかり通るなら音駒に欲しいわ」
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