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「甲子園連れてって、お前は浅倉南ちゃんかよ。しかもそんでプロポーズとか、小っちゃい頃の巴ちゃんは大分マセてんねー」
「……いいから、はいスコアブック」
先日の成宮との一件をつい御幸に話してしまったのがいけなかった。
悪戯っ子のような顔でからかってくると分かっていたのに。
しかしあの成宮のことだから、もしも本当に甲子園で優勝したらそのときは地の果てまで追ってくる気がしたのだ。そう思ったらつい動揺してしまい、ポロッと口にしてしまった。
「まぁ、安心しろって」
「…?」
「結婚なんてさせねーよ。前にも言ったろ?
俺が甲子園連れてってやるんだからな」
「御幸…」
キャプテンの頼もしい言葉に普通なら喜ぶところだろうが、
「俺が、じゃなくて皆いるから、“俺らが”に訂正した方がいい」
「ほんと巴ちゃんブレねぇのな」
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