番外編
7話
「で、どうだった?」
『ふぇ?あいあ??』
「何言ってるかわからん。口の中空にしてから話せ」
美味しいおつまみなど止まるはずもなくパクパク食べてると唐突にそんな事を訪ねてきたので反応したら怒られた。解せぬ。
『…何が??』
「北海道だよ、あんまきちんと話したことなかったろ??」
『確かに…何度かこっちには帰ってきてたけどそん時は篤が見事に仕事だったりしたしね〜……そうだなぁ…職場の人たちはみんないい人だったし』
「そうか、」
『あ、でも……』
「?でも??」
『どんないい職場でも、こっちにこれて良かったなって思う…かな?』
「…まぁ、もともとこっちだしな」
『いや、そうじゃなくてさ、
篤と一緒の職場で働けるじゃん?しかも同じ班と来た!
こんな嬉しいことなくない??』
「はっ!?」
思ったことを言っただけなのに顔を真っ赤にして狼狽え始めた。なんだなんだ?
「…おっまえ…ほんとそういう所変わってないな」
何だかよくわからんが…まっいっか。
久々だ!!楽しむぜ!!!
『すみませーん!!生くださーい!!』
「あ!オイコラ!!」
『うぇーい!!テンション上がってるよー!』
「うるさい!耳元で騒ぐな!!
何が大人になったから大丈夫だよ…」
すぐ潰れやがって…結局俺がおぶるんじゃねぇか…なんだ?俺はそういう係かなんかなのか??
ギュッと首に回してた腕に力が入って首元に顔を埋めたのか髪が当たって擽ったい
『篤ぃ……』
「っ……なんだよ…」
『あんま目線変わらないね』
「…殴るぞ」
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