番外編

16話




「今夜こそやるぞ!!!!!」


やっと離してもらえて、タスクの部屋についたわけだが時間ギリギリだった為に私たちが最後のようだった。

すぐに打ち合わせが始まったわけだが、体調が開始早々こんなことを言い出したのでみんな頭にはてながうかんでいる。



「えっと、何をですか??」


「ん?何って決まってるだろ笠原。名字!!!!」


『……へ!!??』


笠原が隊長に聴いたらまさかの私ご指名。
皆が一斉に私を見る中……なんだよ堂上その目線はー私は何もしとらんぞ……多分。


「なんだ忘れたのか?歓迎会やるって言っただろ??」

『あ…なくなったかと……』

「そんなわけないだろ!前回は延期することになってしまったが……?」


そういいながら堂上に目を向ける玄田隊長。そしてすごく気まずそうにしている堂上。

だから、今日は全員参加だ!!来なかったらぶっとばーすといいながら大きく笑っている隊長に皆大きく返事をした。
いや、そこまでしなくてもとオロオロしていると堂上に「まぁ、なんだ。折角だ。素直に気持ち受け取っとけ」と言われた。そう言われたからには受け取るしかあるまい。


その後は業務連絡が少しあったくらいで解散となった。



今日は訓練日。と言っても、道場にての組手だった。みんなも外ばかりで久々だったらしく少しばかり楽しそうにも見えた。

『(道場か……向こうじゃ休みの日にみんなで組手という名の奢り決め大会やったなぁ……)』


「ここに来ると笠原飛び蹴り事件を思い出すな」


『飛び……?なにそれ??』


「ちょっ手塚!!!!なんでも!なんでもないですよ名字さん!!!」


ぼそっと手塚が言った言葉をくりかえすと笠原は焦ったように手塚の胸ぐらをつかんだ。

えー……なにそれ……

『気になるなぁ〜かさはら〜教えてよぉぉ仲間はずれなんて寂しいよぉぉおおお』


横腹をツンツンしながらそう言うと「ヒョワァァァ」となんとも可愛らしい声を上げてくれた。
つい笑うとプンプン怒ってしまった。怒っても可愛いなぁ笠原は。



「おいそこ、何遊んでんだよ。お前もなんで注意側じゃなくて率先して遊ぶ」

「楽しそうなのはいいけどそろそろ始まるよ?」


構っていると後ろから堂上と小牧に声をかけられた。あ!

『ねぇねぇ!』

無視かという声が聞こえたが聞こえないふり。

『さっき手塚が言ってたんだけどさ、笠原飛び蹴り事件ってなに??』


「!!!」

「え?あぁ…あれはほんと面白かったねぇ」


なんとも言えない表情をした堂上に、クスクス笑っている小牧。

「……何でもない」

『なんで皆隠そうとするのさー…ねぇねぇ小牧ー』

あれはねと、小牧が話始めようとすると「おいっ」という堂上の制止を無視して小牧は続けた。

「まだ笠原さんと手塚が入隊する前に……」




『ぷっ…アハハハハ!笠原っ…それっ最高だよっ』

「そっそんな笑わなくてもいいじゃないですか!」

『ごめんごめん…それにしても堂上も大人気ないなぁ』


笑いすぎて出た涙を拭きながらそういえば本人も反省していたらしく気まずそうに目をそらした。
それにも思わず笑ってしまうと叩かれた。暴力反対。



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