番外編

18話




「それじゃあ、名前これから仲間としてよろしく頼む!
乾杯!!!」


「「「かんぱーい!!」」」




前から言ってたとは言え、突然の歓迎会にも関わらず皆と声を誰かが掛けたらしい柴崎が参加してくれた。
あ、早速堂上は先輩たちに絡まれてる…
そういえば……

『かーさはらー』

「ん?にゃんでふか??」

『口に含み過ぎw
さっき小牧に何言われてたのよー』

「えっと……それは……」










『あっははははは懐かしいー』

「お、怒ってないですか?」

『怒ってないわよー……笠原には』

「へっ?!」


この際だから交流をもっとこうと笠原と話してると向こうから私を呼ぶ声が聞こえた

『ちょっと行ってくるね』

「あ、はい!」



『お呼びになられましたか?隊長殿?』


呼ばれた方に行くと隊長のほかに副隊長、ほかの隊員たちがニヤニヤしながらこちらを見ていた。


『え、何ですか〜ニヤニヤしちゃって…気持ち悪いですよ〜』

「おっまえ…結構言うなぁ」

『すみません、素直なもので』







「んで、お前はいないのか?」

しばらく喋っているとささ、飲め飲めと隊長にビールを注がれ唐突に聞かれた。

『えっあっすいませんビー…へ!?何が!!!??』


「あ!!ちょ!隊長!!そいつにそんな飲ませないでくださいよ!!」


「うるさいぞ堂上!!小牧!堂上を縛っとけー」

「はいはい、堂上落ち着いて〜」

「はっなせ小牧!!」


「んで、どうなんだ??」

『いや、まったくもって意味が通じてませんけどね』

「ボーイフレンドとかだよ。そろそろいい歳だろ?」

『むむっ!!ボーイフレンド(仮)っすか!?そうっすね〜顔は如月 斗真君や桜沢 瑠風君とか前見た時好きでしたよ。声は櫻井さんとか好きです』

「如…声??な、何人いるんだ??」

『あ、しまった。通じない人たちだったか』


おじさんたち皆頭に?マークを浮かべている。向こうの業務部の子達の間で流行ってたのよね〜私はやってなかったけど。


『いやいや、なんでもないっす。忘れてください。というか隊長〜それあれですよ。最近話題の…………ハラスメントってやつですよー』

「…なんで総称?」

「出てこなかったんだろ、察してやれよ」

『ちょ!聞こえてるぞそこー!!』


早く答えろとでも言ってるようなキラキラした眼差しを向けられる。……勝手に言ってもいいんだろうか…でも隠しているわけではないと言ってたし……


『実は「隊長ー笠原つぶれましたー」』

「またか…どーじょーお前が近くにいながら……堂上あとは頼んだぞーまだ余裕がある者は二次会だ!!」


ちなみに名字は強制だからなという声がして苦笑いしかない。
おいおい、明日も仕事だけど大丈夫かあんたら……
笠原はそんなにダメなのかとふと見ると、なんということでしょう。あんなピンピンしてた笠原は床と仲良しだった。

ほんと弱いんだな


「俺ですか!?」

「いつものことだろうが…なんか問題か?」

「いや……問題っていうか……」


チラっと私に目線を向けた篤が目に入りため息をつきながら傍により、篤と小さく声をかける。

『…笠原のこと頼んだよ』

「名前……しかし…」

『…私があんなこと言ったから行きづらいかもしれないけどさ、もう100%…とは言えないけど。私は大丈夫だよ、篤のこと信じてるし!!』

「……名前…ありがとう…いや、でも、お前は酒弱いのに二次会行かないといけないし、帰りだって遅くなる。小牧と絶対一緒に帰ってくるんだぞ…なんなら俺が迎えに行っても…………」

『………………』


まだぶつぶつと言っている。こんなにも過保護だっただろうか……近くにいる小牧に目で訴えるとニコリと笑顔が帰ってきた。
ほんまこやつはこういう時いつも笑顔だな。笑顔はいいから反応してくれ。


はぁ、とため息を1つして周りがこちらに目を向けてないことを確認する。

『私もそんな強くないけどさ』

篤との距離を詰め耳元に内緒話をするように口を寄せる。

「!?」


『あんなにすぐダメになっちゃうのって実は篤の前だけなんだよね。篤の前だと……』



篤は真っ赤になって「はっ?!バカか!!!」と怒鳴ってきた。
それにクスりと笑いながら、もう1度任せたよと声をかける。
すると今度はわかったと頷いてくれた。
そのかわり、寮についたら連絡いれろと言われた。
この過保護め。






『甘えちゃうからさ』





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