■ ※G.I世界についてなど※

■このページは■
ハンター世界の中でも結構特殊な設定のグリードアイランド内を舞台にしている上に、捏造設定が多いので、ここらで少しまとめてみます。
公式設定についてはまとめたり考察したりのサイトさんも多いので、捏造設定を中心にした自分用メモです。
※あくまで補足的なものですので、連載群を未読で読まれるとネタバレになります。


順番
・世界観/人物/カード/その他について
・主人公について
・物語について


カード解説以外
 ※←原作に存在しない設備・描写
 ()内←管理人の願望や、創作内での扱い

 ↓  ↓  ↓


・そもそもグリードアイランド(G.I)とは
ジンが仲間を集めて作った念能力習得者限定のゲーム。
架空世界に入りプレイするのが特徴。多人数同時プレイ型オンラインゲーのようなもの。
実際は現実世界の「ある島」が念で囲われ舞台となっているが、気づく者は一部。
アイテムやお金は全てカードに変化。所持カード数に制限のあるバインダーで管理し、使用・保管する。
ゲームから出る手段は、特定のカードを入手・使用するのみ。
プレイヤー=念能力者という前提はあるものの、肝心の当人の力量は無視なので、とりあえず基本さえ使えれば入れちゃう仕様。
入ってはみたものの、プレイヤーとして適応できないという弱者も多数。そういう人は帰る術も持たず、死なないように生きるしか無い。

・ゲーム内の死
=現実の死。ただし死体はしばらくすると消滅する。
その際、死体として現実に戻ることは無い。プレイヤーの消滅によりゲーム機からメモリーカードが差し替え可能になる。そこに新たなメモリーカードを使用することにより、別の人間がプレイできることになる。
(死亡の際に他者についた血痕や、切り取って所有物として掲げたもの(例えば切り落とした指の収集など)がどうなるかは不明。「ジョンの小指」とかいうカードになると怖いなぁ)


■よく(?)使っているカード(解説はウィキより/「※」以下は管理人徒然)

<離脱>
対象プレイヤーを島の外へ飛ばす。※結構貴重なカード。これともう一つのしか脱出手段がない。

<同行>
呪文を使用したプレイヤーを含め、その半径20m以内にいるプレイヤー全てを指定した街(行ったことのある街に限る)か、指定したプレイヤー(ゲーム内で出会ったことのあるプレイヤーに限る)のいる場所に飛ばす。
 ※20m以内無条件って結構使い勝手悪いと思うので、せいぜい数m、かつ意図する人間のみ反映のつもりで作中では使用させています。

<磁力>
指定した他のプレイヤー(ゲーム内で出会ったことのあるプレイヤーに限る)のいる場所へ飛ぶ。

<再来>
指定した街へ飛ぶ(行ったことがある街に限る)

<再生>
カードでなくなったアイテムをカード化する。(ランクC以下に限る。対象アイテムのカード化限度枚数がMAXだった場合、再カード化は出来ず「再生」は破壊される。)

<交信>
他プレイヤー1名(ゲーム内で出会ったことのあるプレイヤーに限る)と本を通じて会話することができる。(最大3分間、途中で交信を切ることができるのは「交信」を使用したプレイヤー側のみ。)
 ※問答無用でスピーカーモード&着拒不可なので、受け手の状況次第(周囲に人がいる等)ではプライバシーも何もなくなるんじゃ……。ということで、主人公が爆弾魔に使用する際はいつも、猫被りモードで対応できるように気を使っている設定です。


・PK(プレイヤーキラー)
好んでプレイヤー殺しを行う者。クリアより殺人を目的にする者も確認済み。
本人の肉体が入るゲームの為、プレイヤーの殺害=感触も現実。
現実世界とを結ぶ警察とか賞金首ハンター等がいないので、好き勝手殺し放題。

・爆弾魔(ボマー)
ゲンスルーたち。
能力に起因し、存在を広く認識させるために数年は存在しているPK。
他の人間はどれだけ虐げても心を痛めることは無い外道たち。
しかし、仲間3人はやけに仲良しで、傷を受けた自分より瀕死の仲間を優先したりと身内にはやたらに甘い傾向。
公式ではゴンたちのクリア確定の段階で爆弾魔3人が縛られ並べられている絵が出たのが最後。ゴンたちには置き去りにされた模様だが、以後どうなったのか等、生死含め一切が不明。
(男3人が集まって、しかも本編中のあの外道ぶりとなれば、女相手にろくなことをしていないわけがない……という発想を前提に夢小説作成に至りました)
(不定期的に婦女暴行・殺害を繰り返していたものの、主人公に手を出してからは他の女に時間を割くどころではなくなるという……。ちなみに、死体が残らない世界ということなら、「爆弾魔というPKが存在する」という事が噂になるだけでもいいんじゃない?と思うのですが、、、情報操作だけでも充分に勝利条件を満たすことが可能にも関わらず、実際に色々やっちゃって、楽しんでいる辺りが外道の外道たる所以かな、と)

・ゲンスルー
初登場時はヘタレ集団のモブ1、ただの解説メガネかと思われたが、実はG.I編のボス。
5年以上、周囲を欺いて用意周到に「爆弾魔」としてのクリア準備を行っていた。
ニッケス・ジスパ等とチームを設立し仲良しごっこをしていたものの、「クズ」以上の感想を持たないまま本編開始後に躊躇なく殺害。当然自責の念なども一切なし。一方、サブ・バラの2人とは半端ない絆を見せている。
(頭は切れるし強いものの、基本的に我儘。他2人の言う事は聞くし尊重するけど、やっぱり基本的に我儘。俺様な態度で主人公に接して、他2人に「おいおい、それ位にしてやれよ」と言われることが多い)
(2人以外は皆存在する価値のない「馬鹿でクズ」だと思っている。心理戦も得意だし裏を読むのも得意だけれど、反面、自身の恋愛感情の機敏には疎い。というか、あの状況で捕えた「女」相手に恋愛展開になるなんてことは、そもそも想定にないので当たり前。長期間ゲーム内で暗躍予定という事もあり当然ながら恋人なし)
(ちなみに、その他の女というのも当然「馬鹿でクズ」に含まれるので、女性関係は弄んだり一時の性欲処理としての関係ばかり。相手の感情に配慮の無い、泣かしてOK壊してOKなS気どころかただの外道セックスがデフォルト。爆弾魔活動を通して、さらにそこに殺してOKが加わった。……とまあ、そんな最低な彼ですが、攻め甲斐があり受け上手という、色々な意味で規格外の主人公に対しては、つい「サービスのS」が発現する)
(眼鏡と顎という独特の風貌のインパクトが強いので色物扱いが多いものの、管理人的には美形というか、頭だけでなく顔もいい男要員のため、作中でも主人公からは外見が好みの人物として認識されている前提があります)

・サブ
爆弾魔。短髪。対キルア戦にて実力は描写されることなく敗北。
(独断と偏見によりおっぱい担当。重度の乳フェチで、挿入より胸を触って自慰の方がいい人。むしろ、挿入に関してはED。ある種のトラウマ持ちと捉えても可。恋人なし。現実世界で「お風呂」に行って玄人相手に抜く位だが、特殊な客と思われていることに劣等感がある。過去に爆弾魔として襲った女達相手にも劣等感を助長されてきた為、一定の理解を見せた上「そういう人」とあっさり許容した主人公を気に入っている……が、まあ気に入っただけでラブにはならず。という趣味詰め込み)
(サブにはもっと素直ないい子を好きになって欲しいです)

・バラ
爆弾魔。長髪。対ビスケ戦に敗れるも、ビスケに実力を褒められる強者。
(気に入った相手には基本的にいいお兄さん。サブと共に爆弾魔の常識人を務める。と見せかけて、基本的には外道。バラへの態度含め、自分の気に入っている「爆弾魔」という仲間に対して好意的に接する主人公を気に入る。その後、サブやバラを蔑ろにすることなく(←重要)、ゲンスルーに好意を向ける主人公が、ゲンスルー的にも特別扱いになった(←重要)ことを感じ、彼女を無意識に欲求対象から外す程に仲間が大好き)
(多分、恋人なし。好意的なようではあるが、あくまで仲間を通して主人公と接する人。彼としての優先順位は明確)

・ニッケス/ニッケスチーム(以下ハメ組))
ゲンスルーに利用されていたハメ組のリーダー格。ニッケスとゲンスルーを含めた10名ほどで設立され、ゲンスルーの裏切りで惨殺されるまでの5年間活動していた。
5年間の時間はゲンスルーを感化させる事はなく、最後まで「クズ共」と認識された可哀想な人たち。
(「いいやつ」だが浮いた話のないゲンスルーに対して「こいつもっと遊べばいいのになぁ」と思っていたニッケスさん。その為、主人公といい感じなのを知って応援する。ゲンスルーからは単細胞・クズ・御し易いと認識されている。酒を飲んだら絡み酒で泣き酒という苦労性)
(「ハメ組」という表現がキルア命名の為、作中で使えないのが地味に不便。初期メンバー10名程で、チーム爆弾魔のように、立ち上げから一緒の幹部組はきっと仲良し。ゲーム内の男女比に加えて、目的が目的なので当然のように男所帯であり、女性の姿はあっても少ないと仮定。アイアイのバレンタインイベント(※捏造)や色町(※捏造)で浮かれる等、それなりに発散している様子)
(ゴン達登場の時点で総勢53名のチームと言われるものの、順風満帆だったとも考えにくく、途中ある程度の増減はあったものと考えます。特に一時期、焦って勧誘したため爆発的に増えたものの枠組みが間に合わず、内部崩壊の危機に発展、等のアクシデントも発生しているだろうという希望)

・宿※
(本編中は野宿の描写しかされていなかったものの、RPGの基本設備である宿はきっとある筈)
(特に、現役バリバリの念能力者の男が多いゲームなので、恋愛都市アイアイでは色っぽい展開や「そういう」お店も多く、連れ込み宿としてラブホも存在する。ドリアスでは特にメインカジノ近辺に豪勢なホテルが多く、望めばリゾートを満喫できるものの、利用は当然ながら支払い能力があってこそ)
(どの宿もある種の不可侵地帯となっており、特定のスペルカードの使用が出来ないようになっている等、調整がかかっている。ある程度ゲームを進め金銭的に余裕のあるプレイヤーの中には、特定の部屋を長期契約し、暫定的な家として利用する者も多い)

・家※
(通常の町並みは全てNPCが生活しているゲームの設定の一部だが、ある条件を満たすことにより極稀にプレイヤーも「住居」を入手可能。<奇運アレキサンドライト>のように複数の条件を満たすことは当然として、加えて運もマネーも必要となる。入手した者は少なく、また入手しても口外しない為、住居の制度を知らないプレイヤーも多い)
(主人公は連載中に運よく一軒入手し、主に人目を避けての逢引所として利用し、そこに「住んで」いる。そして、秘密にしているがそれ以前からブンゼンにも家を持っていた)
(宿同様にカードの使用や他プレイヤーの接触等に一定の調整がかかっている)

・酒場※
(RPGの定番なので、きっとある)
(夜だけ開く店あれば、昼は食堂、夜は酒場として営業する店もある。アイアイの裏道には、おねーちゃんNPCが接客する店もある)

・G.Iクリア後※
ゴン達クリア者への祝福として盛大なパレードが行われ、その後は不明。
 (クリア者が持っていた指定カードは、持ち帰り分以外は消滅→再形成されるとすればカード化待ちのものが自動で繰り上がり、必然的に次点でクリアに近い者が足りないカードを入手すればクリアとなる。が、その度にクリア報酬として3枚のカードを持ち帰ることが出来るとなれば、極端な話、ニッケス規模のグループなど多少の手間をかければ数回連続クリアが可能なのではないか……が、ソウフラビでの<一坪の海岸線>の仲間割れ必須な一件を見てもそんな甘い仕様な訳がないだろうということで。かくして一部カードや条件変更の下、メンテ後再始動という形で存続という展開)
(↑初回クリア後はサービス終了で全員強制帰還。ソフトとしての機能が無くなり、価値も無くなるというのが無難なんでしょうが、終わらないG.Iで冒険し続ける諦めない新生爆弾魔とそれに付き合う主人公という未来図が捨てがたいのでこの設定を選択しています。G.I世界大好きだし終わるのは寂しいし…)

・スキン/袋※
 =コンドーム。
(意外なことに、初回から爆弾魔たちはきっちり使用している。拉致当初は処理用としてヤり倒して「壊す」ことが前提だった為、生で出して「漏れ落ちてシーツが冷たくなったら萎える」「女が変な病気持っててうつったら割に合わないからな」という外道らしい慣れた思考に基づいての装着)
(サブは挿入不可の為使用描写なし←現実的には感染症予防の観点ではフェラ時の装着も条件となりますが、その辺りは見逃して下さい)
(しかし、一旦解放後は避妊目的も含む。但し主人公を案じてというより、懐妊を知った時点でお互いに「あいつ(ゲンorバラ)の子かもしれねぇのに、殺せるかよ」という思考に辿り着くことを無意識に警戒しているため……というお互いが大好きな人たちらしい捩じれた発想。多少は主人公への好意も影響しているにせよ、どこまで行っても彼らが大事なのは自分たち"仲良し3人組"。なお、この理由に関しては主人公も見当が付いている)
(あと、大体どんなプレイでも大洪水状態になれる残念な彼女相手に、終わってから「濡れ過ぎw 見てみろよ、これ全部お前のだぜww」とにやにやいじめたいからというのも含む)
(蛇足:男性陣は知らないが、対策万全な抜け目の無い主人公は当然のようにピルを服用中)



以下、主人公についてまとめています。
本文中で断片的に開示しているものばかりなので、ネタバレ以外の何ものでもありません。




■ゲンスルー×主人公■
力関係が明白な筈が、主人公のエロエロ誘い受けっぷりによりヒエラルキー崩壊。
実質はセフレからフレンド要素を除いたもの……と当人たちは思っていますが、実際はしっかりお互いを選んじゃっている2人。
性欲旺盛で許容量も抜群で、基本的に大体の事で気持ちよくなれる受け上手・悦び上手でサービス精神豊富な「満足のM」である主人公が相手の為、気が付けばいつも「サービスのS」が発現するゲンスルー。


■爆弾魔たちと主人公■
彼女の存在は「4人目」ではなく、どこまで行っても「3人+1人」というオマケのつもりです。どこまでいっても超えられない壁があります。


■主人公■
年齢……二十代半ば程 (経歴から考えて、少なくとも爆弾魔との初接触時では23歳前後?)
職業……プロハンター
特技……幸運。念能力は不明
傾向……ダメ男に弱い/快楽に弱い/守銭奴/全体的にたちが悪い
交友関係……師匠経由でビスケ

・仕事(過去)
怪しげなゲーム機に身内が吸い込まれて以後行方不明だという依頼に関わり、幻のソフトにそうと知らないまま接触。
いろいろあって無事に帰還成功の後、平穏を望む依頼人からソフトを譲り受ける。
対抗者が無く市場として見込みがある判断し、以後は何度か電脳ページを中心に依頼人になりそうな人物を捜し接触を行い、G.I内に取り込まれたと思われる人間の捜索を数件こなした。
但し前述の通り死亡者は死体も残らないので、ゲームのシステム及び性質を理解できない非念能力者である遺族に、最後を伝えるのみとなることもあった。

・仕事(現在)
(限りあるG.Iプレイヤー枠の中で、死ぬこともなくクリアを目指すこともなく、ただ生きている……という取り残されたプレイヤー以前の存在が、バッテラ氏の頭を痛めていることは公式設定であったので、)そういったプレイヤーを排除して枠を空けることを目的とすると同時に、世界に点在するソフト保有者の情報を集めて1本でも多く収集する為の情報収集者として、クリアを目的としない独自の契約を結んでいる。
膨大な資金をかけてG.Iクリアを目指す氏が数多く打った手の一つのため、実際はそこまで重要であるわけでも、仕事に対して正確性と成功率を求められてはいるわけでもない。但し、本人の性分によって作成・提出される報告書の存在や、ソフトの情報を実際に寄せる等、利を目に見える形で提示することにより氏側から一定の評価は受けている模様。
元は師匠が就いていた案件だったが、師匠の「こいつの方が適任ですよ」という推薦と、試用期間の態度及び前述のフリー期間の功績により正式に依頼を引き継ぐ。
氏への直接の連絡手段は持たず、彼女専用の担当チームを相手にする。
氏との依頼と並行して、以前の様に個人の依頼も受けることを条件として提示したため、行方不明者捜索も並行して行っている。
早い段階で方針を改め、現在は先にゲーム内で当たりをつけ、現実でその人物に関わる人間に接触を図り、言葉巧みに依頼をさせるという手段を取ることにより、仕事の成功率は格段に上昇中。
爆弾魔と接触後は、自身が敵わないPKに対して、わざと自分が標的になるよう振舞い、運悪く狙われたように装ってゲンスルーに倒させたり、崩壊したチームの生き残りを送還する際に敵討ちの依頼も受け、対象者が爆弾魔の標的になるよう仕向け報復を与えたりと、状況を活用して二重三重に利益を得ている。

・補正:幸運(not念能力)
絶対的・奇跡的に運がいい。が、その運の方向性には疑問の声も多い。
「幸運」は基本的に、「退屈しない程度のトラブルと楽しみって必要よね。それでたまには窮地に陥っても、ギリギリこの身体が死なないなら良しだし。え、他の人のことは知らないわ」というようなスタンスで実装されるので、傍から見ればたちが悪いことこの上ない。
かつて幻影旅団に目を付けられたこともあったが、その特性を念能力かもと期待したクロロにさえ、そんな能力は要らんと興味を失くされた過去あり。
ちなみに、その際には拷問フルコースの後に一応生きているという状況になる筈だったが、「運よく」爪を剥がされるだけで済み、殺すどころか損なう事すら面倒だから今後一切近寄るなと言われ生存を許された。
G.I内でも、入手困難と言われる<離脱>がよく出たりと何かと便利に働いている模様。

・ラッキーライラック
新米ハンターとして売り出した時に、師匠が付けた二つ名。当人にとっては黒歴史。
ライラックは本来4枚の花弁だが、極稀に5枚花弁のものがあり幸運の象徴とされている(四葉のクローバーのようなもの)。後に師匠本人から、お前のそれはそんなに可愛いもんじゃないと撤回をくらう。

・身体能力
弱くはないが、強くもない。ハンター試験に受かり、念も使える為に一般人よりは上。
G.I内では森林地帯を通って港から脱出できる程度の実力はあるが、所詮その程度。
プロとして見れば戦闘センスが悪く、パワーも足りない為まともにやり合うと押し負けることが多い。
本人も実力は自覚しており、まともな手段で勝つと言うよりは「最終的に生きていればオッケー」と判断しているところがある。

・ヒロイン指数
ゴンたちの受けたハンター試験を見ても、内容や過程にえげつないものが多いのです。
ハンターである、という時点ですでに性格や生い立ちに一定の問題というか歪みがある気がする……。
ということで、この彼女も当然、真っ当ではありません。
必要を感じれば人も殺すし、欺く。世間的な善悪より、自分の心証により物事を判断し、かつ安全の範囲で行動する。
時間軸中の具体例としては爆弾魔とニッケスチームの関係がそうです。
ニッケス達に対するゲンスルーの裏切りを知りつつも、数年にわたり傍観を決め込むというヒロイン失格の展開。
なお、絡め手を使ってでも欲しいものは手に入れる性質で、狂気に転ぶ素質は充分。特にエンディング分岐2ではその禍々しさを発揮します。

・守銭奴
礼金の二重取り三重取りを常とするところや、送還対象者の身ぐるみを剥ぎ、各町のショップで預金までごっそり回収するなど要所でがめつい。
反面、自身の害となるPKを潰したゲンスルーに進んで7:3の7の方を差し出したり、残る3すらご飯代として提供しようとするなど、今の出費で未来にどれだけリターンを得られるかという投資的思考も行う。その為、メリットを感じれば出費は惜しまない。
また、前述の二つ名の火消しに相当な金額をかけたように「必要な局面で制限をかけずに使えるように」備えるということを信条としています。
終幕Bでは、気に入っている爆弾魔を追い再び関係を繋げるために、移動の手間や旅費を惜しまなかったりする他、ビスケに呆れられる程の金額を使用。




■物語について■

・なぜに汚れ主人公
あんな外道共とやっていける人、と考えたらこんな人が出来ました。
ゲンスルーに萌えた当初から、裏路地に引き摺りこまれて無理やり……というような犯罪の香り濃厚な、人権の無い導入しかありえないと思っておりましたので。そしてその環境で生き残って物語を展開させるには、純白主人公より快楽堕ち系かなと。
でもさらに言えば汚れ主人公が好みでした。なのでこんな感じの人になっています。

・時間軸
前提:ゴンたちが登場した時=ハメ組の立ち上げから5年目。(ただしゲンスルーはそれ以前から用意をしていた可能性があり)
ハメ組のまだメンバーが少なく、かつ軌道に乗せる為の試行錯誤期間であろう1年目後半〜2年目くらいを「序幕」発生時と考えています。
この地点からゴンたちのゲームクリア地点「彼らの『エンディング』」までが約3年。
この3年間の蜜月が舞台なので、各話の間に時間が結構流れていたり、そのために状況が変わっていたりします。


・2014年8月末、最初用意していた連載群と幕間劇の大半を合わせて、加筆修正の再編集を行いました。
[ / 一覧 / ] 

top / 分岐 / 拍手