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「ふぅっ…、ん!」


私の初体験は彼氏でもなんでもない男で
二回目は車の中だった


「はっ、ちょっと気持ちよくなるの早いんじゃない?」


この男はいやらしくねちねちと攻めるせいか
体は少しずつその慣れない行為に順応させられ初めての時も痛みは少なく
二度目の今日に至っては最初から快楽に襲われた

まだ違和感を覚えるし
何がなんだか分からない事ばかりだ
けれどそれらに関係なく私の体は男の指やソレに反応し
嬌声すら漏れる


「もう少し…ゆっく、り…」

「こんなに締め付けてよがってるのに?」


押し寄せる快楽と同時に私を襲う異物感
慣れぬ筈の行為にこうも反応してしまう私は淫乱なのだろうか
それとも生物の本能がそうさせるのか


(…煙草の味する…)


今日初めて重ねられた唇
口の中には煙草の味が広がった

ドクリと、彼の体が一度揺れたかと思うと私の中の彼が脈打ったのが分かった

ゴムを使ってくれるのは彼なりの最低限の優しさなのか(それでも最低だと思うけど)

私の中で脈打つその感覚が
本当にこの人と私はつながってるのだと認識させた


「さて、そろそろ仕事するか…」

「頑張って下さいね」


お互い何事も無かったかのように衣服の乱れを直しながら
一定のトーンで言葉を交わす


「ねぇ、君って結構軽いね?
まさか二回目があるとは思わなかったよ」

「断る理由が思いつかなかったので」


下校中
たまたま会って
少し付き合ってよと言われたから私は首を縦に振っただけだ
まさか二度目だったなんて私も思わなかったのだけど


「それを軽いって言ってんの」

「そうなんですか」


具体的に、最初から性行為を匂わすような誘われ方だったら私の返答は違ったか考えてみた
あぁ、きっとそれでも私は首を縦に振っただろう

私はやはり軽い女なのかもしれない



「そうそう、これ人には言わない方が良いよ?」

「言いませんよ。言った所で貴方だけでなく私も損しかしませんから」

「よく分かってるね」

「ありがとうございます」

仮にも
貴方は警察官で

私は生徒を代表する生徒会長なのだから