君の鼓動と僕の鼓動 - 春風



「千鶴、今日は部活行くの?」
「うん。その、いつまでも逃げてたら駄目だから………」
「そっか…。何かあったら、遠慮なく私をC組に呼び出していいからね。あ、お昼も食べに行くから」
「ありがとう、蘭ちゃん」


私と千鶴は仲良く並んで登校した。隣にいる千鶴のこの温かい香りを感じるのも、随分と久しぶりに感じる。


「あのね………。今日は、私も剣道部に行く」


突然私がそう言うと、案の定、意味を図りかねたのか、目をパチクリさせる千鶴。って言っても、見学なんだけどね。
そう言って笑うと、千鶴も私が大好きなあの花のような笑顔を見せてくれる。


でも何となく、今日のはぎこちないような気がしたのは、私の気のせいなのかな?


第五章 笑顔の意味

- 1 / 4 -
春風