君の鼓動と僕の鼓動 - 春風



「……ちょっと、おかしい内容だったかな」


私はスマホを掴んだまま、制服に腕を通した。

先程、重たい体と指を動かして打ったメールは、あの沖田総司に届いただろう。でもあの内容は、沖田にはちょっと甘過ぎたかも。


「…別にいいか」


でも、あんまり気にすることもないだろう。
そう思った私は、鞄に荷物を突っ込み、鍵を片手に家の扉を閉めた。


「学校、行こ」


誰もいない家に、鍵を閉める金属音だけが響いた。


第七章 交錯する気持ち

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春風