06.りーだー!
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「で、何が面白いんだ?」

 サソリさんが不機嫌そうに言う。
 ああ憧れの存在が目の前にいるよ! ここはなんとしてでもフラグ立てよう!

『サソリさん! 出来ればそのままの姿でいてほしいですけどまあ本体もヒルコもメンテナンス頑張ってください!』

「は?」

 ……と、勢いのままに口に出してしまった。が、本当のことなので後悔はしていない。空気読めとかそんなクレームは受け付けない。
 眠たそうにしていたサソリさんの目がポカーンと見開かれる。
 何でそんなこと知ってるんだ、とでも言うように。

「……そういうことだ」

 どういうことだ。
 名前さんちょっと空気読めない。

「こいつのチャクラの流れは不自然だ。色も見たことがない。しかも、サソリさんは紹介さえしていないのに名前を言い当てた」

「……へぇ、なるほどな。そういうことか」

 イタチさんは相変わらず無表情なのに比べ、サソリさんはニヤリと笑みを浮かべた。
 ていうか何で皆さん一瞬で理解出来るの? 目で会話してるの? そもそも目で会話とか出来るの?
私の頭が悪いだけなの?
 ……ッフ、知ってた。

「こいつは、異世界人だ」

 さっき聞きましたよイタチさん……。
 ていうか、イタチさんの一言でメンバーの皆の目がギラついた気がする。

 異世界人って、なにそれ強いの?

 って聞こえるけどこれフラグはフラグでも死亡フラグじゃん!!! 駄目だ! ここは生存フラグを立てなければ!

 全力疾走からのー……

『私はしがない一般人ですゥ!!! 異世界にはこの世界の未来を描き綴ったマンガという書物があるんですだから私は皆さんの個人情報が分かるんですゥゥゥ!!!!!』

 ダイナミックスタイリッシュ土下座ァァァ!!!!

 ……ハイ。顔を上げなくてもポカーンという効果音が聞こえます。流石漫画の世界ですね。誰か喋ってくれないと次に進めなさそうな予感。


「「「……」」」


 ……誰も喋ってくれないなら私、名前が喋ってやろうじゃないか。
 後から文句とかは受け付けないからな!!!!


『……異世界人だし身寄り無いんで仲間にしてください!』

「「「ええ!!?」」」

 リーダーの許可さえ貰えれば、だけど。
 メンバー+αの目線がリーダーへ集まる。

「う、うぇえ…??」

 ……っく、うろたえるリーダーを可愛いなんて思うのは私だけじゃないはず!

 さあ、リーダー、貴方が決めるんだ!
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