08.あいさつ!
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さてさて、かわいいヘタレリーダーに許可も貰ったし、次は麗しきメンバーの皆様へと挨拶をしなければっ!!!
 訳の分からん意気込みをしながら私が挨拶第1番手に選んだのは、髪の毛ふわさら、全国屈指の傀儡の使い手、赤砂のサソリ様でございます!!

『マジ美中年、サソリ様!! 先程少し言葉を交わしましたが、改めて初めまして私は名前と申します!!
永遠の美しき15歳、とても素晴らしい完成度です。そういうの大好きです愛してます』

「な、なんだコイツ……」

あ、気が付いたら様付けしてたわ。
サソリ様は“永遠の”のところに少しだけ反応したけど、今は普通に顔を引き攣らせているように見える。
まぁ死亡フラグは折れているようなので大丈夫だ問題ない! ノープロブレム! そんな装備で大丈夫だぜ!!
 けど流石ドS鬼畜美中年、攻略への道は遠そうだなぁ……ッフ。
大好きだから目指せ攻略!! ばかつき逆ハーだァァ!!!! あ、ばかつきだったらギャグハーの間違いかね、ワトソン君??

 サソリ様へ簡単な(それはそれは愛の言葉を我慢に我慢を重ね省略した)挨拶をすませ、隣にいるデイダラへと向き直る。

『デイダラ先輩初めましてぁぁもう大好きでございますですマジでイケメンです一瞬の美とかもう格好良すぎます!!!いつか爆破されて死にそうですけどね!!!(私が) 不肖名前、差し支えなければですが雑用掃除なんでもお手伝いしとうございまするぅ!!!』

必死の形相(になっていると思われる)私に若干後ずさりしながらも、“一瞬の美”に気を取られたようで、ニコニコしながら「オウ!」と返事をくれる。

「意外だな、お前は芸術のことが分かってんだな、うん!! オイラの部屋の掃除してくれるんなら、歓迎するぞ」

『是非、是非ともよろしくお願いいたしまア゙ア゙ア゙!!!!』

試作粘土作ったりしてるなら、部屋掃除必要じゃないのかなーって思ってダメ元で聞いてみたけど、やっぱり言ってみるものだわー!!
さり気なくデイダラ先輩の部屋に入れる口実を取り付けれたんですよ?? これを人生の幸福と言わず何と言おうか!!

 ニヤける顔を抑えながら、今度はトビの方を向く。
────刹那、気のせいかもしれないけど、空気が変わったように感じた。
 ……え、なに?
その空気にびっくりして、私とトビの声が重なった。

「『なんで静かになるんですかぁぁもー!!ビックリしちゃったじゃないですか☆』」





「「「(……想像通りだけどキャラ被りが酷い!!!)」」」

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