エンドD


選択……エメラルドのカクテル/クラゲのソフトクリーム

 → クラゲのソフトクリーム


「腕と脚で四人分、胴は上下で半分にすれば平等に分け合えるでしょ。頭の部分は共有ね、あと魂も。喧嘩になるの嫌だし」

 浅瀬色の彼がそう声を上げると、全員が納得したように首を縦に振った。彼に目配せされた黄水晶が、零魔の体に外科用のスキンマーカーで印をつけていく。丁度、綺麗に刃が入る位置を見定めて。
 綿密に計算された致死量の毒を体内に取り入れた零魔の肉体の生命維持機能は、既に停止していた。

「こら、暴れんな」
「ふわふわ光ってて可愛いねぇ、クシクラゲみたい」

 カンテラを模った鳥籠の中を、慌てふためいたように動き回る零魔を菫色が咎める。肉体から切り離された彼女の精神部分、いわゆる人魂を、蕩けた深緋の瞳が捉え「可愛い」と何度も呟いた。

「零魔ちゃんに似合う水槽を作ってあげなきゃね」
「うわお前、零魔のパーツ飾んの?」
「そういうシャケは食べるの?シャケも大概でしょ」

 翡翠と瑠璃がからからと笑い合っている内に、印が付け終わったらしい。水族館の管理人に相応しい衣装の上に白衣を着込んだ海底の案内人が、厨房から持ち出した鉈を手に持った。

エンドE「やっぱ仲良く六等分が一番だよね」








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