「だからおめェは色んなモンを仲間にしようとすんじゃねェよ!!」
アスカ達がゾンビに襲われて追いかけられている時、ルフィ達は早速変な生き物に遭遇し、ルフィが早速仲間にしようとするもサンジ達に止められ怒られていた。
ケルベロスを手懐けたルフィはケルベロスの背中に乗り、フランキーもルフィ後ろに乗り込む。
「ただでさえタヌキだのロボだの色々いんだぞウチにゃあ!!!」
「おい、おれはロボじゃねェ!サイボーグだバカ野郎!!」
「もう人間じゃねェ事は確かだろ!」
「ベースは人間だってんだよ!!」
「ベースは変態だろうが!!!」
「え…ああ…そこ解ってくれてるんなら…」
「いや!ホメてねェぞ!?」
サンジはルフィに怒っていたがフランキーの乱入に、話がそれてしまった。
ルフィはサンジに怒られても気にしておらず、暢気に機嫌よく歌を歌っている。
「さっきの"木の人"や"ユニコーン"にもあったわね…」
「どうした?」
ケルベロスの1つの頭を撫でながらロビンは呟き、その呟きをゾロが拾う。
「この森の奇妙な生物達の共通点は包帯、縫い傷、そして体に刻まれた番号…」
「番号か…確かにあるな…何者かに管理されてるって事か」
「そうなるわね」
ゾロとロビンが話していると森に高い声が響く。
そちらに目をやると船で見たゴーストが1体現れ、2体、3体と増えていく。
「踊りながら増えてくぞ!面白ェ〜〜!!」
「ネガティブ ネガティブ」
「感じの悪ィかけ声だな…」
「捕まえて飼ってやる!」
そう意気込みルフィは網を振り下ろすが実体のないゴーストは網をすり抜けてしまう。
「完全に霊体か……よーし…"フレッシュファイア"!!」
すり抜けるゴーストを見てフランキーが口から火を吹くもゴーストは『ホロホロホロ』と笑いながら炎から姿を現す。
「ダメだ…効かねェ」
「ホロロロロ…」
「!?」
ゴーストがフランキーの体をすり抜ける。
するとフランキーは跪いてしまった。
「全くダメだ…今週のオレ……ホントにダメだ…何やってもまるでダメ…生きていく自信がねェ…死のう…ウゥ…」
「どこまで落ち込んでんだよ!!お前は!」
今度は直接捕まえようとするルフィにゴーストはフランキーと同じようにルフィの体をする抜ける。
「もし生まれ変われるのなら…おれは貝になりたい…最低だ……死のう…」
ズーーン、とフランキー同様落ち込むルフィ。
それにサンジは声を上げるもロビンは何かに気付き、ゴーストを見上げる。
「もしかして…あのゴーストに触れると気が弱くなっちゃうんじゃ…」
「そんなバカな…」
「…ふん、情けねェ奴らだな…普段から気をしっかり持たねェから妙なゴーストごときに心を翻弄されんだよ」
鼻を鳴らすゾロの体をゴーストがすり抜け…
「生まれてきてすいません………」
2人と同じく落ち込み暗い何かを背負う。
そんなゾロに突っ込みながらもサンジはタバコの煙を吐き出す。
「…ロビンちゃんの言う通りみてェだな……」
「実体がない上に触れると精神的に切り崩されるなんて…もし"敵"ならば手強いわね…」
「確かに…」
「………不思議な島…」
ロビンは興味深そうに舌を出し笑いながら消えるゴーストを見送った。
「あんのゴースト今度現れたらもう承知しねェ!!飼うのもやめだ!!いらん!ふんがーーー!!」
「弱点は必ずある!抹消してやる!!」
「わははは!面白ェモン見た!」
「うっせェ!!」
正気に戻った3人は消えたゴーストに怒りを湧き上がらせ先頭を歩く。
今度はケルベロスにサンジとロビンが乗る。
「番号を持ったツギハギの生物達は一くくりにできそうだけど…あのゴーストはまた別の生命体ね」
「あいつは船にもいたよな…時折現れおれ達を監視してる様だ…問題は…誰が糸を引いてるかだ」
「あー広い墓場だ雰囲気あるなー…おい、ここで弁当食おう!」
「バーカ、メシがマズくなる。それに急いでんだ、おれ達は…」
歩いていくと墓地に着くが、墓地の前の地面から手が出てきて、ゾンビが上半身まで出てくる。
「ア〜〜〜〜〜……」
「………」
土から這い上がってくるゾンビを見つめ、ルフィはおもむろに近づきゾンビを土の中へ押し込めて戻す。
「あーーーー…………って帰るかアホンダラァ〜!!!」
「大ケガした年寄り!?」
「「「ゾンビだろ!どうみても!!」」」
ルフィは大真面目にボケ、それをサンジ・ゾロ・フランキーが声を揃えて突っ込む。
ゾンビ達は回転しながら出てきたりと生き生きしていた。
しかし戦闘員であるルフィ達に敵うわけなく、ゾンビ達は"6億B・JACK POT"を食らい全員正座させられてしまう。
「お前らここで何してたんだ」
「えーと……ゾンビだし…埋まってたっていうか」
「腐ってたっていうか…」
「……腐ってた」
「おれも」
「
フザけてんのか?」
「スンませんっ!!」
「ほんとにっ!!」
ルフィが凄むとゾンビ達は素早く態度を変えて謝る。
「鼻の長ェ男と…オレンジの髪の女と…紫の髪の女と…トナカイみたいなタヌキがここを通ったか?」
「ああ、あ〜〜…はいはいはい…」
「…でも言えねェ…おれ達そういう情報関係一切人に言えねェ事になってるんで…」
「……ふーん…絶対に言わねェか?」
「
4人通った」
ルフィが指を鳴らすと素直に答え、仲間に手を出してないかと聞いたらゾンビ達はお互いに罪をなすりつけ始める。
擦り付けているとルフィ達に地面に足だけ出した状態で埋められてしまった。
「あの屋敷に向かったみてェだな…ナミさんとアスカちゃんが無事でよかった…」
「他の2人も心配してやれよ」
「まァ、アスカが居るなら心配はいらねェと思うけどな!…でもブルックはわからねェって」
「いなくていいよ別にアレは…」
「もし!…ち…!ちょっとあんたら……!!待ってくれ!!」
ゾンビを埋めて屋敷へ向かおうとした一行は背後から声をかけられ振り返るとゾンビと同じ格好をする老人が立っていた。
「今…見てたぞ!あんたら恐ろしく強いんだな…!!少し話をさせてくれねェか!!?」
「大ケガした年寄り!?」
「「「だからゾンビだっつってんだろ!!」」」
「イヤ、大ケガした年寄りじゃ」
「「「紛らわしいな!!ゾンビでいいだろ!もう!!」
老人は3人に突っ込まれながら座り込んで話し出す。
「倒して欲しい男がおるんじゃ……!!あんたらならきっとやれる!!被害者はいくらでもおるが…倒せば全員が救われる!"影"が戻れば礼ならいくらでもするし…」
「ホントだ、おっさんも影がねェな…ブルックと一緒だ…」
「そりゃ一体誰の仕業なんだ?この島に誰がいるんだ」
ルフィは老人の足元にあるはずの影がない事に気付き、ゾロがその男の名を聞くと老人は体を震えさせ、恐ろしげに呟いた。
「モリアという男だ…それはもう恐ろしい…!!」
「モリア?」
「もしかして…!ゲッコーモリアの事かしら……!?」
老人の言葉にロビンは声を震わせ、老人はロビンの問いに頷く。
「ああ…そうさ…そのモリアじゃ!!」
「ロビン知ってんのか」
「……名前ならよく知ってるわ…元々の懸賞金でさえあなたを上回る男よ!ルフィ!……ゲッコーモリアは"七武海"の一人よ!」
「七武海!!?」
ロビンの言葉にルフィ達は目を丸くする。
「ホントか?ロビン」
「謎の多い男よ…」
「そんな奴がこんなとこで何やってんだ?」
「さァ…わからんが…わしと同じ様にこの森をさ迷う犠牲者達も少なくない…」
「他にもいるのか……」
「あんたらもここへ誘われた時点で…モリアに目をつけられたと思った方がいい…この地に残り暗い森をゾンビを恐れながら這い回る者…海へ出てなお太陽に怯え生きる者……!!いずれにしろこんな体では生きている心地はせん…死ぬ前にもう一度…太陽の光の下…歩いてみてェ…」
老人は涙ながらに話し、それに1番早く反応したのはフランキーだった。
フランキーは老人の話しを聞き号泣していた。
「そうなのかおめェ…!そりゃ辛ェなァ…!!よォし!おれが力んなるぜ!!心配ずんな!バカ!!泣いちゃいねェよ!!」
「気持ちをわかりすぎだろ…てめェ…軽く背負い込むな」
「まったくだ!おいジジイ!!泣き落としはレディの特権だと思え!お前じゃトキメかねェ!!」
ゾロは号泣するフランキーに呆れながらも忠告するも全く論外のことを言うサンジには無言で呆れていた。
「まー、でもよ!元々影を奪う張本人を探してたんだ!そいつがおれ達も狙ってんなら…ぶっ飛ばす事になるし、おっさんもついでに助かるんじゃねェか!!」
「……あ…ありがてェ言葉だ……!!ついででも何でも希望が持てますじゃ!!!」
笑って承諾するルフィに老人は涙を溜めてお礼を言う。
すると森の中からいくつもの人の声が響いた。
「頼んだぜアンタ!」
「頑張れーーーー!!」
「モリアなんかぶっとばせ!」
「トキメかなくて悪かったな!!」
「聞いてたのかよ!その他の犠牲者共!!」
その声は犠牲者達らしく、サンジのトキメかないという言葉に文句を言っていた。
209 / 293
← | top | back | →
しおりを挟む