ルフィ達は反撃するため屋敷内のゾンビ達倒していくのだが…そのゾンビ達を主にルフィと嫉妬に狂うサンジが全て倒していく。
「モリアはどこだァ!!!メシを返せェ〜!!!!」
「ぐわ〜〜!!!」
「アスカちゃんの風呂を覗いたクソ野郎はどいつだ!!!出て来〜〜い!!!!!」
「ギャアアアアアア!!!!!」
「とりあえず塩いらねェな…心からの怒りに満ちてる……」
「影の事どうでもいいのかな…」
呆れながらウソップとチョッパーはそう呟きながらルフィとサンジの作ったゾンビ達の屍の道を進む。
ゾロとフランキーは別行動で下を走っていた。
「!!しまった…!いけない……!!」
「何だ!?どうした!!」
順調に進んでいるとロビンが何かに気付き、立ち止まる。
目線の先には船で見たゴーストがいて、ウソップは驚くがルフィたちが跪いて落ち込んでいるのに目を丸くする。
「もーだめだ…生まれ変われるならボウフラになりたい…」
「おれなんかマユゲ巻きすぎて死ねばいい…」
「ちょっとあんた達!!なに!?どうしたの!!?」
「おい!ルフィ!サンジ!!何が起きたんだ!!?」
「あのゴースト達の仕業よ!触れると心を折られてしまうの…今の所解決策は何も…!!」
ロビンの説明を聞き、ウソップはルフィ達を捕まえたゾンビ達に"鉛星"を当てて危機を脱出する。
「急げ!!二人を抱えて逃げるしかねェ!!おれ達もこうなっちゃ終わりだぞ!!!」
「いやだ〜!!全員捕まったら助からねェ〜〜〜!!!!」
ルフィをチョッパーが、サンジをウソップが抱き上げ階段を登りながらゾンビ達に追われていると、突然天井が崩れてしまう。
チョッパーとロビンとルフィは崩れる寸前に避難できたが、ウソップとサンジとナミが崩れる瓦礫の中に混じり、ゾンビと共に落下していく。
下に居たフランキーとゾロは瓦礫を避けながら急に塞がってしまった壁の前に立ち止まってしまう。
「急に道が塞がりやがった…何なんだ この壁は……?」
「ゲホ!畜生ォ…!一体何が…!?」
「イテテ……い…今のは……!?」
「い、生きてた…!よかった…」
下から降りてきたウソップとサンジとナミは痛い体を抑えて立ち上がるとゾロが目の前の壁を刀を指刺すが壁とは違う感覚に首を傾げる。
「んん?石じゃねェな…」
「お前ら何やってんだ!!」
「それがよ 急に壁ができちまって…」
「バカ!!それは壁じゃねェよ!そいつがルフィのゾンビだよっ!!」
「いや〜!!なんでここにーーー!!!?」
「「「え〜〜〜〜〜!!!?」」」
ゾロとフランキーがルフィの影が入っているゾンビを知らず攻撃し、見上げた先と目が合い3人は驚きの声を上げる。
「何だこのデカさはァ〜〜〜〜!!!」
「どっかの大魔王か何かか!?こんな巨人 見た事ねェ!!」
「ダメだ!もう終わりだァ!!おれ達を殺しに来たんだァ〜〜〜!!!!」
驚愕する5人にオーズはウソップ達の後ろに手を伸ばし瓦礫を手にとってそれを頭に被せる。
「うわァア!!!何する気………!?」
「おお!いいなコレ!!よ−し!! 気分出てきたぞ!おれは海賊王に腐れなる!いやー!建て物壊れてびびった!!」
ドシン、ドシン、と歩くたびに重い音をさせて去っていく。
「な…何だ?おれ達に気づいてもいなかった…」
「ホントにルフィみてェな事言ってやがった…あの図体でルフィの戦闘力は確かにヤベェ…」
「もう…いいじゃねェか…お前らの影なんて」
「「よくねェよ!!」」
オーズの大きさにウソップが弱音を吐き、ゾロとサンジに突っ込まれる。
サンジは壊れた先を見つめ眉を潜める。
「百歩譲ってそれがよくてもどの道アスカちゃんを救出するんだ!シャキッとしろ!!」
「そうね…アスカを助け出して変態から救い出さなきゃ!!!」
「しかし 困ったのはこの通路…どうやらおれとウソップは上から階段ごと落とされた様だが通路をこっちに切り換えるにしてもこの橋も壊れちまってあのマストの屋敷へも行けなくなっちまった…」
「ジャンプして届く様な距離でもねェぞ…」
「せっかくの近道が……!遠回りするだけゾンビに出遭うのに…」
「あと30秒待てよ?この装飾が不満だ…」
「「「「橋が出来たーーーー!!!!」」」」
オーズが落ちて壊れた場所を振り返って見るとフランキーが即席の橋を完成させていた。
即席といっても何ヶ月もかかったような完璧な端である。
「これだけのガレキや木片がありゃ材料は充分だ」
「しかし応急にしちゃあ…ディティールまで凝りすぎじゃあ…」
「というか数秒で作ったとは思えないわ…」
「このおれに手抜き工事をやれってのか!?」
「いやァ、頼りになるぜ!とにかく助かった!行こう!!」
―――先に進むとそこはなんとも可愛らしい部屋に到着する。
「この部屋は何だ…?」
「ずいぶんチャラチャラした部屋だ」
「ホロホロホロホロ……」
「「「!!!」」」
笑い声に前を向くとソファに座って寛ぐペローナとその後ろで控えているクマシーがいた。
その周りには心を折るというゴーストが漂っている。
「階段と橋でお前らを全員ゾンビ共の餌食にするつもりだったのに…まさかオ−ズが降って来るとは…とんだ邪魔が入ったもんだ」
「あのゴースト!まさかあいつが操ってたのか!アレは一体何なんだ!?」
「ホロホロホロホロ!すでにてめぇらはこのゴーストの恐ろしさを充分わかっている筈…私は霊体を自在に生み出す"ホロホロの実"の霊体人間!このゴースト達は私の分身人の心を虚ろにする!!ホロホロホロ…てめぇら全員ここまでだ!!」
立ち上がりゾロ達にゴーストを仕掛け、ゾロ達は逃げるも体をすり抜けられてしまう。
「終わった…何もかも………」
「そうだ!ノラ犬などに踏まれたい!!」
「サバ以下だ…おれという存在は…!死のう…!」
「次生まれ変わる時はノミになりたい…!」
「みなさんと同じ大地を歩いてすいません…」
ゾロ達は跪き黒いモノを背負う。
そんなゾロ達を見下ろし、ペローナは後ろに控えてた動物ゾンビ達に5人を捕まえろと命ずる。
「捕らえろ!」
「ヘイ!」
「…あっけねぇな…後は上の奴らか」
「乱れ撃ち"ソルトスター"!!!」
「「「!!?」」」
5人を捕まえようと近づくゾンビ達は塩を口に入れられ、影が出て行く。
「誰だ!!?」
「ウチのクルーに手出しはさせねェ!!」
ペローナが振り返るとそこにはウソップが立っていた。
「しまった…!コイツくらったフリをしてやがったのか!!」
再び"ネガティブ・ホロー"をウソップに放つが、ウソップは倒れる事はなくしっかり地面に足をつき立ってた。
「なぜだ!!てめェ…なぜひざをつかねぇ!!!ゴーストは当たったぞ!一体どんな手を使って…」
「どんな手も何もおれは元からネガティブだァ!!!!」
「「「え〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!?」」」
ウソップの胸を張ったその言葉にペローナとゾンビ達は驚愕し、ついウソップを応援してしてしまう。
「人は…生きてる それだけで前を向いてるハズなのに…この男…!!!」
「「「頑張れーーーーっ!!」」」
「励ますなおれを!!さァ 目を覚ませてめェら早くアスカとブルックの救出に向かえ!!お前らじゃあ……!お前らの力じゃああの女に敵わねェっ!!!あいつはおれが引き受けた!!!」
「何だ…この頼れる感じ…」
「アイツ効かなかったのか」
「だが!周りのゾンビ共はカタづけてからゆけっ!!そいつらにはおれは勝てねェ!!きっと死ぬ!」
「ここは全部任せたぞ!!」
「あァ!違う!!ちょっと待て!!!待ってーーー!!!」
頼れるウソップの最後の言葉に聞く耳を持たず、サンジ達はウソップに任せて先に進む。
その先はペローナの屋敷とホグバックの屋敷を結ぶ渡り廊下であり、ペローナのワンダーガーデンだった。
「…まさかウソップのネガティブがこんな所で役に立つとは…」
「分からないものね…」
「あいつがいなかったらたったあれだけで一味全滅もあり得た……!!」
「恐ろしい能力があるもんだ…追って来てるのは妙な動物ゾンビだけだな」
後ろを振り返って見るとまだ動物ゾンビ達がいたのか、武器を持ち追いかけてくる。
「この庭をまっすぐ渡ればブルックのいる屋敷かおれはここで別れてアスカちゃんの下へ向かう!!」
「そうした方がよさそうね…」
「わかった!おめェらしっかりやれよ!!」
「おおよ!!おれは"恋の狐火"!!んん〜〜アスカちゃァ〜〜ん!!!嫁にはやらんぜ〜〜!!!!!」
「え!?ちょっと…サンジくん!!?」
フランキーの言葉にサンジは再び炎を纏い橋を飛び降りる。
それについていこうとしていたナミは目を丸くして立ち止まる。
「飛んだ…ここ結構高ェんじゃねェか?」
「まァ人間 テンション上がると痛みも薄れるというからな…とにかくおれ達ァあの屋敷の最上階だ…研究室にガイコツがいるっ!」
「ああ!」
「あーもーー!!!しょがないわねェ!!!」
サンジに置いて行かれてナミはしょうがないと、ゾロ達とは別の道でサンジを追う事にした。
所変わりここはスリラーバーク内の教会…
神父ゾンビの前にはアブサロムとドレスに身を包むアスカがゾンビに支えられ立っていた。
「新郎アブサロム…健やかなる時も病める時も新婦アスカを永遠に愛する事を誓いますか?」
「ああ!誓おう!!」
「「「ウオオーーー〜〜〜!!!!」」」
「では新婦アスカは新郎アブサロムを永遠に愛する事を誓いますか?」
神父ゾンビの言葉にアブサロムは頷き、それに参加しているゾンビ達が茶化すように声を上げた。
そしてアスカはまだ気を失っているのか横に居たゾンビがアスカの口を動かし、代わりに答える。
「はい腐れ誓います。アブ様大好き!!」
「「「ウオオ〜〜〜〜〜!!!!」」」
「では誓いの口づけを…」
「うむ!」
ワーワー、と部下である将軍ゾンビ達が騒ぐ中、アブサロムは口づけをしようとするも突然の揺れに一回もアスカの唇に触れる事はなかった。
「ってオォイ!!ちょっと待てェ!何なんだこの揺れは!誓いのキスもできやしねェっ!!!」
「アブサロム様っ!!」
突然の揺れに怒っていると、調べに行かせたゾンビが慌てて戻ってくる。
「どうした!何か分かったか!?」
「この巨大船スリラーバークが妙な海流に捕まり流されています!!この揺れは島ごとですっ!」
「なぜそんな事に!!?」
「それが…例のスペシャルゾンビが適当に舵をきってる様で…!!」
「何ィ〜〜!!!?」
ゾンビの報告にアブサロムも将軍ゾンビも目を丸くする。
「将軍ゾンビ!今すぐ全員出撃せよ!!オーズを止めろォ〜〜〜!!!!」
「「「はっ!!」」」
将軍ゾンビ達はアブサロムの命令に全員教会を出てオーズを止めに向かった。
「まったく…」
「ア!アブサロム様!!大変ですーーーー!!!」
「どうした!勢いあまってオーズを倒したのか?」
「い、いいえ!!!ソレが…将軍ゾンビが全滅しました!!!!」
「なにーーーー!!!?」
ゾンビの言葉にアブサロムは目を丸くして驚愕する。
「全滅!!?今ここを出てったあいつらだぞ!!」
「は…はい!みんなペチャンコに…!!」
「あいつらはこの島の最強のゾンビ軍団だぞ!!将軍ゾンビだぞ!?」
「はい!一瞬で!」
「バカな……オーズは味方じゃねェのか!?なぜ勝手に暴れ回ってる!ゾンビは従う事しかできねェ筈だ!!あんな奴を野放しにしたらこのスリラーバークはどうなっちまうんだ!!」
唖然としていたその時教会の扉が勢いよく開き、一人の男が立っていた。
「んアスカちゅわァ〜〜〜〜〜ん!!!!迎えに来たよ〜〜〜〜〜〜〜!!!!」
「!!」
「いた〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!!」
「麦わらの一味か………!!」
男、サンジはゾンビに支えられているアスカを見つけ、感涙と安堵の涙を流した。
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