「「ええ〜〜〜〜〜!!!?"ハートの海賊団"と同盟を組む〜〜!!?」」
避難所へ到着すれば待っていたウソップ、サンジ(チョッパー)、ロビンはフランキー(ナミ)の姿にまず安堵した。
どう見ても頑丈なフランキー(ナミ)に怪我はない。
笑顔を浮べて出迎えたが…その後ろを歩いていたローの姿に驚きが隠せない。
そして、それ以上の驚きを、ルフィから知らされる事となった。
当然ローとの同盟を聞きウソップが真っ先にルフィの胸倉を掴んで凄み反対する。
「ナミを奪い返しに行っただけで何でそんなエキセントリックな話になってんだよォォォ!!こんな得たいの知れねェスリリング野郎と手を組んだ日にゃおれァ夜もオチオチ眠れねェよォ!!」
「ほらねルフィ!みんな反対でしょ!?やめましょう!!こんな危ない話に乗るの!!航海には私達のペースってものがあるのよ!!」
「そうだよルフィ!大体まだ『四皇』を視界に入れるなんて早すぎるよ!!戦えるわけない!!」
真っ先に反対したウソップに乗じて心の底からウソップに同意しているフランキー(ナミ)も反対する。
そしてサンジ(チョッパー)も自分の体が黒コゲになっているのも気付かないほど同盟の話に驚き、そして2人同様反対だった。
(でもどっちにしろ『ビッグ・マム』には目を付けられてるし……どう転んでも『四皇』を倒す事になるんじゃないかな……なんかルフィは全員倒す気でいるし…)
反対!断固反対ィィ!!!と腹の底から叫び反対する3人を見ながらアスカは心の中でそう呟いた。
どうやら魚人島での事は今の状況で一時忘れているようで、どの道『四皇』と戦う事になるのは変わらない事には3人は気付いていない。
アスカはつい先ほど思い出し、そして船長であるルフィの判断なため仕方ないと諦め受け入れたようである。
「…ルフィ…私はあなたの決定に従うけど………海賊の同盟には"裏切り"が付き物よ…人を信じすぎるあなたには不向きかもしれない…」
「え?お前裏切るのか?」
「いや。」
「あのなァ!!!」
この中で1番冷静であり、いくつもの海賊団の中に潜り込み続けてきたロビンはルフィ達の中でも最も『海賊の同盟』の危険性を知っている。
自分も、そして過去傘下にいた海賊団も、同盟を結んでは裏切り・裏切られてきた。
その経験から一応船長の決定には従うが、警告はさせてもらう。
そのロビンの警告にルフィは素直にローに聞き、当然ローは首を振る。
ウソップ、フランキー(ナミ)、サンジ(チョッパー)がまだ反対の意見を諦めていないのを余所にルフィは頷いたローに『そうか!』と笑う。
「とにかく"海賊同盟"なんて面白そうだろ!?トラ男はおれいい奴だと思ってるけど、もし違ったとしても心配すんな!!!おれには2年間修行したお前らがついてるからよ!!!」
ロビンの言う通り、ルフィは人を信じすぎる。
そこはいいところであり悪いところもあるが……ルフィの言葉にウソップ達は目を丸くさせ『え〜〜〜!!?』と驚きの声を上げた。
「ルフィ…お前…!!」
「や…やだもー!ルフィったら照れる〜〜!!」
「そりゃな!おれ達は頼りになるけど…!!」
「よ…よし!!ルフィ!おれ達にどんと任せとけ!!ゾロ達もビビってやがったらおれ様が説得を!!」
「…………」
そしてその後ルフィの褒め言葉にチョッパー(フランキー)、フランキー(ナミ)、サンジ(チョッパー)、ウソップはデレデレと照れた。
アスカは褒められデレデレに照れる彼らを見て内心『コントか』と思う。
それはローも変わらないのか麦わら海賊団のテンションについていけないローは目の前のデレデレすぎる彼らに対しどう表現していいのか分からず………取り合えず彼なりの優しさからか、何も言わないでおいた。
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