(142 / 274) ラビットガール2 (142)

ちょいエロ注意!
ルフィ+ロー×アスカとなっております。
二股が駄目な方は引き返されることをお勧めします。
結局ローに絞り切れなかった管理人の優柔不断をご覧ください…(´・ω・`)
*************



暫くするとアスカが深いため息をつき顔を上げる。
どうやら頭の整理が終わったようである。


「一つ、聞きたいんだけど…」

「なんだ?」

「どうした?」

「そこに私の意思はあるの?」

「「?」」

「いや、"?"じゃなくてさ……なんで恋人どころか告白もすっ飛んで結婚になったの」


『駄目だこいつら…話通じねェ』とまず思った。
アスカはまた溜息をつき顔を手で覆う。


「まず…私どっちにも好きとか言ってないんだけど」

「あ」

「あ」

「………そこから考えてから話し合ってよ…」

「じゃあアスカはおれの事好きか?」

「まあ…好き、だけど…」

「じゃあトラ男は?」

「…うん、好き…だけど…」

「じゃあそれでいいじゃねェか」

「いや良くないよ!?」


またアスカは頭を抱える。
ルフィの言っているのは『好き』は好きだが、部類があやふやな『好き』であり、恋だの愛だのという部類ではなく聞こえる。
それを指摘すればルフィが首を傾げた。


「おれはアスカの事好きだぞ?何が違うんだ?」

「いや、うん…ありがとう……でもさ、ルフィの好きは幼馴染のライクな方の好きでしょ?この場合の好きっていうとね、愛だから…家族愛とか、兄弟愛とかじゃなくて……なんて説明すればいいのかな…」


ルフィは良くも悪くも純粋である。
性や恋愛など無縁で生きてきたため境界線を理解していない部分があった。
流石にハンコックに求愛されある程度学んだのか結婚の意味は理解しているようだが(姉の場合ショックすぎて一時的に忘れた)、愛や好きに関してはまだ曖昧らしい。
そんな人にどう『likeの好き』と『loveの好き』を説明すればいいのか悩んでいると、アスカはルフィに手を握られた。
手を握られ顔を上げれば当然ながらルフィと目と目があい、ルフィは真剣な表情を浮かべていた。
その表情にアスカは不覚にもドキリとさせてしまう。


「おれ、アスカの事好きだ」

「っ…いや、だからルフィの場合…それは愛情とかじゃなくて…」

「昨日、キスっていうのしただろ…それでもおれの好きは違うっていうのか?」

「あっ…あれは………ルフィが勝手に…っていうか、なんであの時キスしたの…」

「だってトラ男としてておれとしてねェってのは悔しいだろ」


ぶすっとさせるルフィを見てアスカは胸が締め付けられる気持ちになった。
所謂『ギャップ萌え』だろう。
いつもみんなの先頭に立ちどんな敵でも逃げる事もなかったルフィのその拗ねた顔にアスカはやられた。
だが、それでもルフィの好きの境界線があやふやで、今のを聞いていると幼馴染としてローに嫉妬しているように見えた。


「ルフィ、それは…きっと嫉妬だよ…」

「ああ…ロビンに聞いた…おれ、アスカの事が好きだから、トラ男に嫉妬してるって」

「いや、だからそれは……………ちょっと待って、今、なんて……え?ロビン?なんでそこでロビンが出てくるの?」

「?、なんか最近アスカの事を考えるとここのあたりが痛くてよ…チョッパーに診てもらおうと思ってチョッパー探してたらロビンに会って、どうしたのか聞かれたから言ったら『それは恋ね』って教えてくれたんだ」

「…………いや、それ…多分恋じゃない…」

「でもトラ男もそう言ってたぞ?」

「はァ!?」


ここのあたり、と言ってルフィは自分の胸へ手を伸ばす。
アスカはなぜにロビンが出てくるのかと問えば返ってきた回答にまた頭を抱えかける。
ロビンは恐らく勘違いしているのだろう。
ルフィが胸が痛いというのは謎だが、ルフィの症状が似ていたからそう思っただけでルフィは決して自分に恋をしているわけではない、とアスカは思った。
正直ルフィに自分が女だと見られているとは思っていなかったアスカだったが、次の言葉にギョッとさせルフィからローへ顔を向ける。
『どういう事!?』と問えばローは涼しい顔で答えてくれた。


「おれもアスカを好きになって同じ症状になった事があるからな…」


もう言葉さえ返せなかった。
ルフィはローに宣戦布告しようとし、話ている途中にそういう話となったらしく、それで教えるローもローだが、恋のライバルに話すルフィもルフィである。
アスカは頭どころか顔を覆って溜息をつく。


「なあ、アスカ」

「…なに」

「おれの事嫌いか?」

「好き、だよ…でも…ルフィとは、そういうんじゃ…」

「おれとキスした時嫌だったか?」

「ッ――わ、わかんない……あれ、突然だったし…驚いてたっていうか…」

「じゃあもっかいするか!」

「へ…―――んっ!?」


ルフィに名前を呼ばれたアスカはのそりと顔を上げ、ルフィを見る。
嫌いかと問われたアスカは首を振った。
ずっと一緒にいて守ってくれたルフィを嫌いになれるわけがない。
しかしそれは恋愛ではなく……、ズキリとする胸の痛みを無視していたアスカだったが、ルフィが昨日の夜のキスを言いだしてきた。
昨日のキスを思い出したアスカは顔を赤くしてルフィから目を逸らす。
そんなアスカにルフィはアスカの両頬を覆うように掴み無理矢理顔を向けさせ…そしてまたキスをした。
ローはそれを見て『おいおい』と呆れたようにため息をつく。


「ん、ぅ…っ、……ンん、、…ッ」


ルフィと二度目のキスをする。
言い訳になるかもしれないが、まさかルフィと二度目のキスをすることになるとは思ってもみなくてアスカは抵抗できなかった。
それに…


(きもちいい…)


ルフィのキスが気持ちよかったのだ。
アスカは性奴隷だった時に躾けられてから『セックス≠気持ちいい』ではなくなった。
強すぎる快楽は子供の精神を蝕み、過去一度としてアスカ自身心から気持ちがいいと思ったことはなかった。
…二年前のローとした"あの時"を除けば。
だからこそアスカは余計に快楽に弱い。
ルフィは恋とか性とか無関心に19年を過ごしてきた。
だから今まで無理矢理とはいえ寝てきた男の中では素直な感想を言えば下手くそではある。
その下手くそなキスでもアスカはちゃんと感じていた。
好きでもなんでもない男とのキスは不愉快でしかなく、キスされて体が熱くなるのだって躾の賜物だからでしかないのだが……ルフィとのキスは辛いとか不愉快とか全く感じなかった。
拙いが、それがまた可愛く感じて、一生懸命キスをしているルフィをアスカは自然と受け身として受け入れていた。
いつも体を重ねてきた男達とのキスは気持ち悪いと思うだけで気持ちがいいと思うのは初めてだった。


「いい加減にしろ、麦わら屋」


アスカも気持ちよさげに目を瞑り、夢中になりルフィに答える。
ルフィも答えてくれるのが嬉しくてさらにぐいぐいと押していき、アスカをソファに押し倒した。
流石のルフィでも文字通り押すのではなく、ゆっくりアスカを気遣ってくれたらしく、夢中になってるアスカが冷めることもなかった。
ルフィの首に腕を回したそのとき…ローから制止の声が降って落ちてきた。
その声にルフィは我に返りローを睨むように見上げる。


「なんで止めるんだよ、トラ男」

「時間がないと言ったはずだ…このまま事に流れ込むのはいいが、船番とはいえドフラミンゴが襲撃してこないとも限らない…流石に二人受け入れた後ではアスカが可哀想だろ」


ローの言葉にルフィは一応納得したのかアスカの上に退くことはないがむすっとしながらも言葉を返すこともなかった。


「な、アスカ…どうだった?嫌だったか?」

「…っ」


まだキスした余韻が残っているのか、ぼうっとしているアスカにルフィは問う。
その問いにアスカはルフィを呆けて見つめながらゆっくりと首を振った。
正直な感想を言えば、下手だが気持ちがよかった。
嫌だとは思っておらず、ローが止めなければこのまま先へ進んでいただろう。
それを見てルフィは嬉しそうな表情を浮かべ、ぎゅっとアスカを抱きしめる。
すでにルフィの中ではアスカと自分は結ばれていると考えているのだろう。


「おい、いつまでアスカに触れてるつもりだ」

「にしし!いいじゃねェーか!"シンコン"だし!」

「新婚って…お前やっぱ理解してないだろ…」


付き合って数秒なのにすでに結婚しているつもりのルフィにローは呆れてしまう。
どうやって生きたらここまで無垢(?)に育てられるのだろうかと本気で考える。
しかし、ドレスローザもそう遠くはない。
ルフィはすっきりしただろうがこちらの問題が残っている。
『ほら離せ』と言えば、アスカの上からは退いたが、ルフィはアスカを膝の上に乗せるだけだった。
そんなルフィにローはイラッとさせたが、ここで口論すればまたうやむやになると我慢することにする。


「アスカ」


後ろからルフィにぎゅっと抱きしめられ、アスカはルフィにすり寄せられていた。
アスカもそんなルフィに答えるように自分もルフィにすり寄っており、それをローは邪魔するようにアスカの顎に指をかけ自分の方へと顔を向けさせる。
ルフィのキスで頬が赤く、金色の瞳も濡れて欲の色に染まっていた。
唇もルフィとのキスで濡れており、誘うように薄く開いていた。
正直に言おう…ローはアスカを見て下半身に熱が集まってきている。
そう…欲情していた。
が、それに雪崩れ込んでしまいそうになるのを必死に耐えローはアスカしか映らないその瞳で見下ろす。


「告白の返事を聞きたい」


アスカはローの言葉にようやくハッと我に返る。
そして告白と聞き別の意味でカッと頬を赤く染めた。
その分かりやすい反応にローは目を細め笑みを浮かべた。


「アスカ、聞かせてくれないか」

「ぅ゙…」


自分を意識してくれているアスカにローは畳みかける。
アスカはロビンに背を押され好きだと言うつもりではいたのだ。
あの時は。
だが、それが険悪なムードになり言うタイミングがズレにズレまくっていた。
だから今更言うのも恥ずかしくて口ごもってしまう。
それをローは気づいているのだろう。
それさえも愛らしく見えているが、だが、アスカから聞きたいのだ。
だからローはあえてアスカの名を急かすように呼ぶ。


「〜〜ッ、わ、わかった…言うよ……―――私…ローのこと、好き、です…」


急かされたアスカは観念したのか、告白の返事をする。
勿論、ローはアスカの答えが『YES』という自信があったから驚きもないが、ポソポソと恥ずかしそうに答えるアスカを愛でていた。
『上出来だ』と零しながらローは俯きかけているアスカの顔を上に上げさせ、ローもルフィと同じく唇を奪う。


「んぅ、…ン…っ、は…―――ぁっ、んンッ!…ちょ、っと…!る、ふぃ…!」


ルフィのキスで少し余韻が残っていたアスカはローのキスを拒むことはなかった。
ルフィのキスは拙くて不慣れさが可愛くてこちらが色々教えてやりたいと思わせる。
しかしローのキスは慣れた者のキスだった。
的確にアスカの舌を絡ませ、アスカを責めていく。
アスカはどちらのキスも気持ちよくて好きだった。
ローとの気持ちのいいキスに夢中になっていたとき、むにっと後ろから胸を触られアスカは驚きローから顔を離し、後ろに振り返る。
ルフィがローとキスをしてアスカが夢中になっているのが気に入らずちょっかいをかけてきた。
胸を揉まれたアスカはビクリと反応を示す。


「おい!麦わら屋!!」

「お前だけズリィ!!なァ、アスカ、おれにも言ってくれよ…好きって」

「っん、…んっ、す、すきっ…るふぃも、ろーも…すきっ」


あんなに辛かったはずの愛撫もルフィの手にかかれば気持ち良すぎてアスカには刺激が強すぎるのか、胸を触れられるだけでもビクビクと強く反応させる。
言わされた感は否めないがルフィはそれでもアスカに好きと言われて嬉しそうに笑い、その笑みにアスカも釣られるように笑い、すりっとアスカにすり寄った。
すり寄ったアスカにルフィは口づけし、アスカもそれに答え口を少し開ける。
再びキスをしはじめる二人にローは溜息をつく。


「麦わら屋…時間がないと言ったはずだ…じゃれ合うのは後にしろ」

「ふーん…じゃ、お前だけ出てけばいいだろ?」

「……おれの話を聞いていなかったのか、麦わら屋」

「でもお前は平気なんだろ?こんなアスカの姿を見てもよ」

「………」


ルフィはキスを邪魔されむっとさせるローに珍しくも挑発めいた事を言う。
愛撫の仕方はどちらかと言えばルフィよりも経験者のローの方が上手いが、相手がルフィと思えばその下手な愛撫でも快楽に変わる。
下半身が疼いたようにアスカはモジモジと足を摺り寄せる。
顔もほんのりと赤く、拙い愛撫にも愛らしい声を零していた。
好きな女のその姿に欲情しない男はいない。
ローはルフィに何も返さずそっとアスカの顎を指でかけ、欲に揺れるアスカの金色の瞳を見つめる。


「アスカ、お前はどうしたい」


ローはアスカから聞きたかった。
アスカの声で、アスカの意思で…求められたかった。
すでにアスカはスイッチが入っておりローの言葉や支配欲でさえゾクリとくるものがあった。
すでに理性などないアスカの答えは―――…

ローはアスカの言葉に口角を上げる。



****************

まさかの二股…
ほんと、すみません…(汗)
ローかルフィか迷いながら書いていたら気づいたらこうなってました…
最初はロー夢だったんですけどね…



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