(122 / 158) 浦原娘主 (122)

真由美は砂漠のど真ん中に歩いていた。
砂漠なので足を取られ中々前には進めれなかった。
外に出れるまでが大変だった。
見張りを掻い潜りやっと外に出れる。
砂漠ゆえに見つかりやすいので自然と早歩きになっている。

だが藍染に人間もどきにされ、秋斗が用意したこの服もどうやら霊力を抑える機能があるらしく人間もどきが人間そのものになってしまった。
見た目10歳が砂漠に勝てるわけがなく、ついに真由美は砂漠のど真ん中で倒れてしまう。

ここまでなのか?と思った真由美の顔に影が差す。
真由美は見上げると女の子が覗き込んでいた。
その瞬間真由美の意識はなくなった。


****************


ペチペチ…

ペチペチ…


「ん…」


真由美は顔を叩かれ目が覚める。


「あ!姉ちゃん目が覚めたっすか!?」

「ここは…」


横を見ると緑色の髪の女の子がいた。
後ろにはなんか訳の分からんのが三体控えていた。
虚なのだろうか…と警戒していたら女の子が話しかける。


「良かっただ〜!姉ちゃんはど真ん中に倒れてったから死んだかと思って心配したんだすよ!」

「……貴方達…誰なの?」

「ネルはアランカルのネル・トゥっす!」

「アランカル?」

「んでこっちが…」

「ネルの兄のペッシェです」

「同じくネルの兄のドンドチャッカでやんす」

「あ、コレはご丁寧に…私は真由美と申します」


真由美はネル達の挨拶に釣られつい暢気に挨拶をしてしまう。


「真由美っていうんだか?」

「はい、真由美とお呼びください」


自動に猫被りモード発動し、つい敬語になる。
するとネルは真由美に近づき腕にしがみ付いた。
突然のネルの行動に驚く真由美。


「真由美!一緒に遊ぶっす!!」

「……え…?」


こうして真由美も無限追跡ごっこに巻き込まれるハメになった…

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