(127 / 158) 浦原娘主 (127)

ルヌガンガによってルキアと離れ離れになった一護達。
そのことに気付いたのは結構遅かったがルキアを探し出す。


「おーい!ルキアー!」

「ルキアー!返事しろー!!」

「ルキアー!」

「朽木さーん!」

「「「死神やーい!」」」


だがどんなに探しても見つからない。
しかし一護が何かを思い出したように声を上げる。


「ルキアのやつ、めちゃめちゃ軽いよな。だから遠くに飛ばされたんじゃねぇのか?」


そんな馬鹿馬鹿しい意見に恋次が同意する。


「君たち…朽木さん何だと思ってるんだ…」

「まぁ、恋次ったら。白哉様がここにいらっしゃらなくてよかったわ。ねぇ、滅却師様」

「え…あ、はぁ…」


にこにこと笑いかけてくる真由美に雨竜は戸惑う。
今まで接した事のないタイプの死神プラス、見た目年下に敬語と様付けされてどうしたらいいのか分からない。

そのときバウバウが起き上がり、木に登って様子を見て来てくれるという。
雨竜もチャドも付いていく。
だが虚が現れ、真由美はネル達と隠れていた。


「いつご!!危ないっすー!!」


一護が心配なのかネルは見てられなくて声をかける。


「ネル!危ないわ!!」

「危ないでやんすー!」

「そうだ!あんな悪者たちなどどうでも…」

「でも…」


真由美はネルを抱き締めこれ以上一護の元へは行かせないようにする。
だがメノスが現れる。
一護達がメノスや虚達を相手にするが数が多くて手に負えない。


「段々増えてきているでやんす〜…このままじゃ食べられちゃうでやんす!」

「ようし!勇気ある撤退しかない!」

「でもいつごが…」

「…いいかい、ネル?私達はあの死神達とは始めから知り合いではなかった!そう考えれば良いじゃないか!」

「でも、もう知り合いになったっす」

「あの…」

「だから!その知り合いをやめればいいって…」

「あの!ちょっと…!!」

「何!?」

「あれ…」


ペッシェは真由美に声をかけられ見ると真由美はある方向を指差していた。
ネル達がその方向を見ると大量の虚がいた。


「「「ぎゃああああああ!!!」」」


ネル達の悲鳴に一護はネル達の状況に気付く。
しかし一歩遅くネル達は空を飛ぶ虚に連れ去られている最中だった。


「い、い、い、いつごーーー!!!」

「捕まったでやんすー!」

「食われるー!」

「恋次くん!!一護様!!!」


助け出そうとするが邪魔をされてしまい、四人は連れ去られてしまう。


****************


攫われた真由美は虚に囲まれていた。
ネル達は真由美に引っ付いて怯えている。


「ほう、侵入者の仲間か……ん?お前、死神か?」

「………」

「ち、違うっす!!真由美は虚っす!!!」

「ネル…」


自分に抱きつき庇うネルの姿に真由美は驚きを隠せなかった。
ネルが何も言わなくても良いのにすぐ分かる嘘を言ってまで庇ってくれる。
その優しさが嬉しくてつい微笑んでしまう。


「…まぁどっちでもいい。それにしてもいいもんが手に入ったじゃねぇか」


ネル達は虚の尻尾のようなものに撒きつかれ牢屋のような場所に入れられた。


****************


さっきの虚がいなくなり他の虚はお祭りのように騒いでいた。
ペッシェ達はフード被っているネルを祭りあげる。
アランカルと言われ平伏する
その隙に逃げ出そうとするが見張りに見つかってしまう。

連れ出された場所は牢屋ではなくどこか広い場所だった。
横一列に並ばされ、一護達が来た時の囮らしい。



案の定一護達は来てしまい、メノスの攻撃を受けるがかわせた。
そのことに真由美は少し安心する。
そして、雨竜の攻撃によって敵に隙ができ、その間に真由美達は救出された。
その後何とかメノスや、虚を倒せた一護達はルキアと合流し、アシドの案内で出口に向かう。

だが

アシドは…

127 / 158
| back |