虚が住む虚圏…そこには王が居た。
死神ではない王。
尸魂界から来た死神ではない王。
人間でもなく虚でもない王。
しかしそれでも虚にとって王は王であり、自分達が無条件に付き従うべき存在である。
彼らにとって王の存在に理由はいらない。
王という神に存在理由など聞くほど馬鹿な話はないのだろう。
王も自分を慕う虚達を兵士と言って愛した。
虚は王が望むように王の兵士として力をつけていく。
自分達は王に愛されている…全ての虚が王の愛を感じ生きていた。
『お初にお目にかかります、虚圏の王』
『死神、か……死神如きが私の元に来るほどの力があるとはな…』
しかし王は1人の死神と出会い変わった。
王は今、奥に引っ込み姿を見せず愛する兵達全てを1人の死神に与えた。
その死神の名は藍染惣右介……孤独な目をする死神だった。
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