(19 / 42) 一護夢 (19)

「ようやくお目覚めっすねぇ」

私が付いた頃にはすでに井上さん達は目が覚めていたらしい。


「誰?」

「知らない。だが、どうやら俺達は彼に救われたらしい…」

「その通りなんすがねぇ…はてさて、どっから離せばよいやら…」


浦原はそう言いつつ全てのことを話した。


****************


「ちょっと待ってくれ…!」

「そうですよ、死神とか虚とか…そんなこと言われても…」


二人は戸惑う。
まぁ行き成りそんな現実味のないこといわれてもねぇ…
私達はとりあえず離れた場所で二人を見るよういわれ、歩道橋で見る事になった。


****************


私が歩むべき道…かは分からないけど私はもう原作から離れることは許されない


カチャ…


私はこの手にある日本刀…いえ、私の斬魄刀、狼陣丸と共にルキアちゃんを助けに行くしか道はない…


(くーん…)

(……そうね…どこまでも一緒ね…)


まさかこんな展開になるとは…
違うね、分かってた。
こうなるかもって。
日にちを重ねていく事に縮まる私と一護くんの距離。
そしてお墓参りの時、こうなるだろうなぁって思った。
私は黒崎家の隣に引っ越してきてからこうなる運命だったのだろう…

井上さんも、茶渡くんも、石田君も、浦原さんも、ルキアちゃんも、一護くんも死なない…

死んではいけない人物だから死なないだろう…

だけど

私は?

私はこの世界にとってはイレギュラーな存在。
たとえ取るに足らなくとも不必要なモノは削除しなくてはならないモノ。

斬魄刀があるということは認められたのだろうか

私は死神だったのだろうか

私は

もう死んでいるのだろうか…

あぁ、でもどちらでもいい

会いたいと思っている人は既にいない。

一護くんたちはこれから死に物狂いで戦わなきゃいけないことが沢山ある。

私なんていなくてもすぐ、忘れる。


だから、私は死ぬ時に備えて全力で、死ぬ気で戦う。


後悔がないように…

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