「レッスン?」
織姫は夜一の言葉に首をかしげる。
「受けてみる気はあるか?」
「そんな…急に言われても…」
織姫は戸惑いを見せるがチャドは猫が喋っていることに戸惑う。
「一護は尸魂界に行く準備を始めた…お主らも自らに目覚めた力を活かしたいなら、わしのレッスンを受けるのじゃ……まぁ、本当に行くかはそれからでよい」
「俺は行く」
「茶渡くん…」
チャドの中では既に決まっているのだが織姫はまだ決めかねているようだった。
「無理強いはせん」
「…………」
「夜一さん」
「おぉ、あかり…来たか」
あかりが突然現れ二人は目を丸くしてあかりを見る。
「斎藤さん!?なんで…」
「私もルキアちゃんを助けに行くために参加させてもらうの」
「あかりは参加というよりわしと共に鍛える側じゃな。」
夜一の言葉に二人は再度あかりを凝視する。
「鍛える側?斎藤は戦えたのか?」
「まぁわしの助手というところかの」
「斎藤さんってすごいんだねー!」
「あ、ありがとう…」
あかりは相変わらず織姫のテンションについていけなかった。
****************
所かわりここは山奥の水辺。
そこには石田雨竜が立っていた。
「あ!いたいた!」
織姫の声に雨龍は振り向き目を丸くする。
「井上さん!茶渡くん!斎藤さん!何で君たちここに?」
「夜一さんに石田くんの霊気辿ってもらって」
「夜一?」
「何してるの?キャンプ?」
「違うこれは…」
「修行じゃな」
雨竜が眼鏡を上げ周りを見渡す。
だが其処には誰もいなくて、再度声を聞き見ると一匹の猫がいた。
雨竜はそれに驚く。
私は最初からわかっていたから驚きはしないがこれが正常な反応だ。
****************
「黒崎が尸魂界へ?」
「朽木さんを助けに行くみたい…一応、石田君にも伝えた方がいいと思って…」
「…生憎僕には関係のないことだ」
雨竜は冷たく付き放つ。
だが雨竜はクインシーとして死神に負けたことで修行をしているという。
織姫は仕方なく諦め、三人はその場を離れる。
「あれ、斎藤さんは来ないの?」
「うん、私は石田君を治療しに来たのもあるから。先に行っててくれるかな?」
あかりがそう言うと織姫は『分かった』と言って手を振る。
「斎藤さん、何を言ってるんだ。僕の傷はもう…」
「治ってるだろうけど、休憩も取らずに修行する気でいるなら、治療を受けた方がいいよ?どうする?」
「………僕にはこの時間すら惜しいんだ」
「わかってる。大丈夫、数時間だけでいいから」
「………わかった…お願いしよう…」
渋々了承した雨竜にあかりは斬魄刀を呼び、その手に握る。
「斬魄刀…!?君も死神だった…」
「≪殺せ、狼陣丸≫」
「え、ちょ…話しを…」
「≪彪洩・ミナヅキ≫」
「なんだそれは!!ちょっと待て!!まっ…やめろおおおおおお!!!!!」
慌てふためく雨竜を無視してあかりは始解し、四番隊の隊長の斬魄刀・ミナヅキを出現させ雨竜をその中に放り込む。
放り込まれる前に雨竜は悲鳴を上げる。
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