「志波空鶴…?」
ってあの巨乳の…
確か元五大貴族だった気が…
彼女も死神だったのかな。
「そうじゃ。あかりは眠って居ったから話せなかったが門からは入れぬじゃ。だから志波空鶴というわしの知人を頼る事になった。」
「志波空鶴さん…どういった方ですか?」
「まぁ行けば分かる」
「はぁ…行けば…」
「あぁ、行けば、な…」
「………行ければいいですね…」
「………そうだな」
私と夜一さんは石田君に引っ張られている一護君を見やる。
どうやら私が寝ている間に岩鷲が来たらしい。
それを聞いた私が「その人見てみたかったなぁ…」とつい漏らしてしまったばっかりに一護君が余計に頑として聞かなくなってしまったのだ。
あぁ、嫉妬されるのは嬉しいがそろそろ折れないと…
「あんぎゃああああ!!!!」
あぁ、やっぱり…
夜一さんの爪の餌食になった一護君は力なく倒れてしまった。
まぁ自業自得だ、と自分も原因の一つなのに他人事のように思っていた。
「頭に血が昇って当初の目的すら失念したか、馬鹿者め。この旅にはルキアの命がかかっておる事よもや忘れたわけではあるまいな!奴とおぬしの意地の張り合いなんぞに割いてやる時間などない。わかったらさっさと支度しろ!」
夜一さんの言葉で一護君はようやく諦め、長の家を出る。
****************
私は只今夜一さんを先頭にあの志波空鶴の場所に行こうと歩く。
私、アレ見て笑わない自信はない。
絶対一回は笑うはずだ。
一回はな。
原作で免疫が付いたとて絵と本物は違うのだ。
絶対覚悟してないと笑う。
「ここじゃ。」
ドーン、という効果音が聞こえるような迫力がある家だった。
「フッ…今回の旗持ちオブジェは人の腕か。中々良いデキじゃの」
「え…えぇー…なんかきm…あ、なんでもないです。」
正直な感想を言おうとする前に夜一さんの爪が光私は近くにいた井上さんの後ろに隠れた。
ごめんね、井上さん。
私弱いから…貴方達みたいに強くないから…
「えー、そうかなぁ。カッコイイと思うけど」
「え…えぇぇぇ…どうなの、それ…」
シリアス風味を出していたら井上さんが私を振り返り眩しい笑みを浮かべる。
私はハッ、と井上さんの方を掴んでいた手を離す。
「ご、ごめん…」
「え?あ、気にしてないからいいよ!」
笑顔で手を振ってくれる井上さん。
彼女は本当にいい子や…
そんないい子が尸魂界界のヨ●様にいいように使われるなんて…うぅ、おばちゃん涙が出てくるよ…
****************
私達はついに空鶴さんとの初対面。
「よう。久しぶりじゃァねぇか、夜一」
「「「空鶴って…女ぁ!!?」」」
皆男を思い浮かべていたらしく、私以外が叫ぶ。
夜一さんは『誰も男などとは言っておらん』と振り返る。
確かに男だとか女とか言ってなかった。
私も本人を目の前に目を丸くする。
そして自分の胸に手を当てる。
(やめよう、悲しくなる…)
井上さんの時も思ったが私は決してひんぬーではない!
普通だ!!
世の中普通が一番だ!!!
そう思っている間に空鶴さんの協力を得たらしい。
しかし見張りをつけられたのだが…
その人は皆知っている人だったらしくて私だけ除け者だった。
「ねぇ誰?」
「アレだよ、出発前に言ってたイノシシの男…」
「あぁ、あの人が…」
私は側に居た石田君に説明してもらう。
あれが現世に行ってコンビニでバイトして店長に惚れられてた、あの…
一護君は岩鷲と仲が悪いため会って早々喧嘩になった。
(これが仲良くなるんだもんな…)
考えられないと思うほど仲が悪い。
だが喧嘩するほど仲がいいというし…
っとそろそろか…
私はそそくさと部屋に出ると皆も出てきて急いで家に出る。
皆家から脱出した瞬間炎が目の前で吹き、家が傾いた。
空鶴さんの前で喧嘩するから…
空鶴さんに言われ、着いた先は広い空間に真ん中には煙突のような物が。
コレが、地上にあった煙突に繋がっているのだろう。
「こいつらでテメーらを瀞霊廷ん中にブチ込むのさ!空からな!」
「「空ぁ!?」」
「おれの名前は志波空鶴…流魂街一の花火師だぜ!!」
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