(40 / 42) 一護夢 (40)

「ほんっとおおおに!すみませんでした!!!」


自体は何とか収拾がつき伯父さんからの説明を聞いて一護君は即土下座した。


「い、いや、黒崎君、君が謝る事では…」

「そうだよ!兄さんが早く僕達の所にあかりをつれて来ないから悪いんじゃないか」

「宗十郎…だから悪かったって言ってるだろ…」

「どうかしら。お兄様って意外と言うだけなところありますし…」

「こ、小梅…」


そう、この人達は浮竹十四郎、私の伯父さんの両親と弟と妹なのだ。
それは即ち私の伯父と伯母になるわけで…
私のお父さんはその兄妹の中で末っ子のポジションで総愛されていた。と聞いた。
正直親のそんな情報いらねぇとは思ったが本当に愛していたらしく京楽が止めなければお父さんの写真集を見せられるところだった。
というか京楽と七緒さん、いたんだね。




「賢鳳殿!!どうか一護を認め、あかりとの交際を認めてくれませぬか!!」

「ならん」

「一護は見た目は駄目駄目ですがこう見て真面目で優しいんです!!あかりを誰よりも愛し、あかりも一護を愛しております!!ですからどうか!!」

「ならん」


ルキアちゃんが土下座している一護君の隣で同じように手を突いて座っていた。
さっきからお爺ちゃんにお願いしているが私と一護君の交際を認めてもらえない。
私は何故かお爺ちゃんとお婆ちゃんの間に座っていた。
ちょっと気まずいんだけど…


「いくらルキア殿と言えその男とわしの孫との交際を認めるわけにはいかぬ。」

「……では兄様はどうですか?」

「ルキア!?てめっ!!」

「やかましい!!貴様は振られたであろう!」

「振られてねぇよ!!」

「白哉殿も駄目だ。」

「な、なんですと!!?」


きっぱり断られたルキアちゃんの背景には雷が落ちた…のを私は見た。


「な、何故ですか!?兄様はこんな男より顔はいい!頭もいい!性格もいい!!なにより四大貴族です!全てが揃っている兄様を何故…!?」

「お前、遠慮ねぇな…」

「ルキアちゃん…ブラコンだったのね…」


私と一護君の突っ込みはルキアちゃんには届かなかった。


「いくら上級貴族とは言えどわしの可愛い孫を後妻なんぞに出来んわ!!!」


あんなに褒め称えたのにルキアちゃんは断られた。
そのショックが大きかったのか某ボクシング漫画のように身体を真っ白になって燃え尽きていた。
だが私は思う。
白哉夢要素0なんだけど…と。


「あかりは琴春の宝だ…」


突然話しだすお爺ちゃん。
私達はお爺ちゃんに目をやる。
お爺ちゃんは一護君を見つめる。


「わしらの宝でもある。」

「はい。」

「そのあかりをいくら尸魂界を救った男と言えど容易く交際を認める訳にはいかん」

「…はい。」


『だからな』と続けお爺ちゃんは立ち上がり、一護君を見下ろす。


「わしら全員に勝ったら認めよう。」

「はい……っては?」

「お、お爺ちゃん!?」

「父さん!何言ってるんだ!!」

「おぉ!それは明暗ですな!!流石賢鳳殿!!なれば私も参加させていただいてもよしいでしょうか!!」

「ルキア殿も協力してくださるのか!それはありがたい!!!」

「面白そうだしボクも参加しようかねぇ」

「おぉ、春水殿も協力してくださるとは心強い!!」


一護君と私と十四郎伯父さんを除け者にして周りの皆さんは話を進める。


「ではまずは五男の優士郎から!」

「黒崎一護!!覚悟しなよ!」

「は!?ちょ、な…えぇぇぇぇぇぇぇ!!??」


一週間、帰るまで一護君は身体休まる日もなく戦い続けたのだった…

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