銀嶺様はまだお仕事があるので私とやちるちゃんは銀嶺様と別れた。
別れ際に私とやちるちゃんにお菓子を渡されました。
…お菓子食べたというのに
それからは二人で鬼隠れ、鬼遊びなどして過ごした。
流石に二人で遊ぶのは困難だったけどやちるちゃんは楽しそうだった。
二人で遊んでいたら砕蜂様が迎えに来てくれた。
まだ遊び足りないやちるちゃんは不満顔だったがまた遊ぶ約束をしてそのまま別れる。
というかやちるちゃん、仕事はいいのだろうか…
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「真由美サーーン!!!ご無事でしたかー!!!」
砕蜂様に連れられ帰ってきた瞬間お父様に抱きつかれた。
ぎゅーーーってすごい力で抱きつかれ身動きが出来ません。
砕蜂様が止めてくれなかったらこのまま昇天しそうだった…
「お父さま、私ぎんれいさまの元で色々まなびたいのですが、よろしいですか?」
私はお父様に抱き上げられながら尋ねる。
お父様は固まり、夜一様と砕蜂様も驚いた顔をなさる。
「真由美…いつ銀嶺殿と会うたのじゃ?」
「やちるちゃんとおやつをご馳走してくださいました。」
「そうか。銀嶺殿は子供好きだからのう」
夜一様は『よかったの』と言って私の頭を撫でる。
その後ろで砕蜂様も微笑ましく見つめる。
私は将来頭というか髪が心配です。
「で、喜助よ。どうなのじゃ?」
今だ黙ったまま固まったお父様に3人の目線がいく。
「駄目っす!真由美サンに必要な知識なんてありません!!!」
「お前、まだ言っているのか…それでは真由美が可哀想だろ」
「それでも真由美サンが離れていくのがイヤなんス!!!」
「私は何処にも行きませんよ?お父様。」
何言い出すんだ、この親馬鹿は。
「でも外を知ってしまったら嫁に行ってしまいます!!」
「……お前…大分先であろうが…」
「真由美サンは可愛いッスから息子に愛されて姑は嫉妬して苛められちゃいます!!」
「……ドロドロしているんだな、お前の妄想は…」
「それにアタシを愛してる真由美サンだからアタシに嫉妬した夫がアタシと真由美サンの逢引を邪魔するに決まってます!!!」
「決まっているんですか…というかあいびき?」
駄々をこねるお父様とお父様の被害妄想に私達は呆れるばかりです。
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