真由美が目を覚ますと当たりはオレンジ色に染まっていた。
横を見ると父である喜助が真由美の手を握り眠っていた。
布団も寝巻きも新しいのに換えていて吐血した事が嘘のようだった。
だが姫椿達とのやり取りは繊細に覚えている。
あの子達は泣いていた。
私が泣かした。
私が力が無いから。
私が斬魄刀を学ぼうとしなかったから。
だから、あの二人を悲しめてしまった。
それと同時に父に心配をかけさせてしまった。
血を吐いていた時も激痛に襲われ絶えていた時も父の声ははっきりと聞こえていた。
自分も血だらけになるにも関わらず手を握ってくれた事も覚えてる。
真由美は座ったまま眠っているの父を見つめる。
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