「さぁ!真由美サンのお席は此処ですよ〜♪」
「まぁお父様…また作ったのですか?」
「はい♪」
「私はいいと言ったのに…」
「真由美サンのデリケートで可愛いお尻を預けるんです!コレぐらいじゃ足りないぐらいッスよ!!」
「お父様、それ…セクハラです」
お父様は二番隊の地下のスペース同様一部過ごしやすい環境にしていた。
ひよ里様は此処に来る途中にお父様の過保護加減を身をもって知ったので今じゃ何も言わず疲れた顔をなさっていた。
その気持ち、分かります。
「真由美サン、体調はどうッスか?」
「大丈夫です。今はそんなに辛くはありません」
「安心しました。絶対此処から出ちゃ駄目ッスよ?欲しいものがあればそこら辺の人間を顎で使っても構いません。」
さらりとお父様は凄いことを言った気がするがソコはスルーし、頷いた。
それを見てお父様は安心したのか微笑み自分の研究スペースに戻っていった。
私はジュースを飲み周りを見る。
(…ん?あの人…)
ふと目に留まったのは真っ白な肌と青色の髪、そして耳には変なのをつけている人だった。
その人の後ろ姿しか見えないが、チラチラ見える実験が面白くて見入ってしまう。
****************
「…さっきから何なんだネ」
「え……あれ?」
私は気付いたらその人の隣に移動していた。
私が一歩でもソファから降りたら煩そうなお父様の声が聞こえなったので周りを見るとお父様の姿が見えなかった。
「何故ここにいるんだネ?」
「お父様に…」
「お父様?誰だネ」
「う、浦原喜助…」
「…浦原の娘なのカ」
私は何故かいつものような言葉が出なかった。
コクコクと頷く私に興味ないのかその人考えるように目を右左と動かす。
「で、何してるんだネ?」
「あの…気になって…」
「気になって?何をだネ」
「あなたの実験が…見ていてもよろしいでしょうか…」
「邪魔にならない程度なら構わないヨ」
その人はフンッと鼻を鳴らす。
私はその言葉にパアアと笑顔になったのを自分でも分かった。
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