今日は貴族の集まりの日。
私は朝から大忙しだった。
着替えは時間かかるし、薄いけど化粧だってする。
私は普段してないからか、違和感を感じていた。
「まぁ!お嬢様素敵でございます!」
「トキ…」
「まるで天女のようでどんな美女でも霞んでみえますわ」
「言いすぎよ…」
私は大げさに褒めるトキ達に顔を赤くする。
赤くなったのを隠すように手で頬を覆う。
朝から重たい物を着ていたので疲れてしまったので着崩れしないように座り少し休憩する。
「真由美様、白哉様がお見えになられました」
「え、もう?…入ってもらって?」
「はい。」
家臣の案内で白哉様は部屋に入る。
白哉様も今日の為に正装していて不安と違う雰囲気をだしている。
惚れ惚れする姿にまた少し頬が赤くなる。
「お嬢様、私達はこれで…」
「えぇ、ご苦労様でした」
トキ達は気をきかせて部屋から出る。
部屋には私と白哉様しかいなくなる。
「白哉様、死神になられたとお聞きしました、おめでとうございます」
「……………」
「銀嶺様と同じ六番隊のようですね、どうですか?死神のお仕事には慣れました?」
「……………」
白哉様は最近死神になった。
死神になった事を聞いていたが修行や研究で中々祝いを出来ないことが少し心残りだったので、私は丁度いいと祝いの言葉を述べる。
けど白哉様は何故か何も言わずただ私をを見つめていた。
「白哉様…?」
「あぁ、すまない……死神の仕事はきついモノばかりだがやりがいがある。」
私は無理していないのだなと安心したように微笑む。
白哉様はそんな私を見て釣られたかのように微笑みを向ける。
「真由美、今日は綺麗だな…」
「まぁ、白哉様。今日だけですの?」
私の言葉に白哉は目を丸くする。
ちょっとませてたかな?と思ったが白哉様は必死に私を褒める
「いつも、の間違いだったな。すまない…今日は一段と綺麗だ」
私は白哉様が自分のご機嫌取りに必死になっている姿が可笑しくてつい笑ってしまう。
白哉様も私の機嫌が直りホッと息をつく。
「真由美、牽星箝を付けてくれているのだな…」
白哉様は私の髪についている牽星箝に触れる。
そのまま私の輪郭をなぞり、指が唇に触れる。
「あの…白哉様?」
私は白哉様の行動がわからず私を見つめる白哉様に話しかける。
けれど白哉様は私を見つめるだけでなんの反応も見せなかった。
「お嬢様、白哉様。そろそろお時間でございます」
「あ、あぁ…すぐ向かおう」
トキの声に白哉様は我に返り、私に手を差し伸べる。
私は先の白哉様の行動に首を傾げながら手を取り二人で目的地へ向かう。
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