「二人ともお疲れ様!!やっと完成したね!」
≪はい≫
「二人のお陰で完璧だよ。ありがとう!」
<恐れ多いお言葉光栄です>
真由美は重労力したのに関わらず涼しい顔の美人姉妹を見て突っ込まなくなる程この風景を見続けていた。
ちょっとずつで時間も日にちもかかったが、ついに完成した。
真由美は完成したらまた訓練再開しようと思っていた。
それを伝える為、真由美は二人に声をかける。
「二人とも、聞いて欲しいことがあるの。」
姫椿と姫桜は真剣な顔の主を見つめる。
「私、死神になろうかなぁって思ってるの」
その言葉に二人は驚いて目を丸くする。
≪何故、とお聞きしてもよろしいでしょうか…≫
「……少しでもお父様を感じていたいから…」
二人は悲しそうにどこかを見つめる主に何もいえなかった。
「死神になったら今まで以上の誹謗中傷が待ってると思う。死神からしたら同僚を実験に使った娘が何食わぬ顔でいるんだからね。でも私はそれでもお父様を感じていたいの…」
<帝が、そう言われるのでしたら…>
≪お姉さま!?死神など真由美様には危険すぎます!≫
姫桜は反対のようで姉の姫椿を責め立てる。
<桜、帝が仰った事に逆らう気か>
≪………っ≫
だが姫椿の霊圧に押され怯える。
姫椿は妹を黙らせ真由美を見下ろす。
<ですが死神になるのなら妾を制御してからにして頂きたい。でないともしものとき、妾では助けられませんので>
「…椿ちゃん」
真由美は姫椿の言葉に満面の笑顔を向ける。
その笑みを見て姫椿も姫桜も微笑む。
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