俺は何故か阿近さんに付き合ってストーカーしている。
あ、いや、違いますよね。
ストー何とかじゃないっすよね!
阿近さんに睨まれながらも女の子をス…撮っている。
阿近さんには珍しく感情を出しているので阿近さんが感情を出させる子に少し興味がある。
あ、違います。
そっちの興味ではないんで、安心して見守っててください。
……本当に、阿近さんにしては珍しい…
あ、朽木がその女の子を救出した。
阿近さんが密かにガッツポーズしている。
俺はそんな阿近さん見たことなくて凝視してしまった。
そしたらちゃんと撮ってろって怒られた…
あんた、そんなに言うなら『俺が撮るから返せ』って言ってくれよ…
****************
あれから私はルキアに質問攻めを受けていた。
…はい、そうです。
今回も根負けしてしまって呼び捨てです。
因みに恋次はなんとかくん呼びするのを説得したけどルキアは頑に自分を呼び捨てくれって言われました…
別に様とかちゃん付けでもいいのに。
「それで真由美様は何故恋次なんかに抱きついたのですか?」
「おい、なんかってなんだ。なんかって…」
恋次くんを無視してルキアは『抱きつくなら是非兄様に!』と訳の分からないオススメをしてきた。
何かルキアから白哉様臭がするんだが…
相談しても大丈夫なのか…
「それがね、目線が…」
「何!?真由美様をストーカーするなんてなんて無礼な輩なんだ!!!真由美様、大丈夫です!我が朽木家の権力を持ってそいつを…」
「わー!わー!何言ってんだルキア!!まだ真由美様が言い切ってないだろ!!」
恋次くんのお陰でルキアの暴走を止めれた…
…うん、まぁ…恋次くんも私と同じで断れきれなくて私を"様"付けにするハメになったんだよね…
本当、ごめん…
しかも言い負かすときのルキアのセリフ…
「兄様に仕え真由美様に仕える身であろう!!当然のことだ!!!」
ルキア、私このセリフね…今でも理解できないの…
白哉様なら分かるわ。
六番隊の隊長だもの。
だけどね、私四番隊の三席なんだけど…
恋次くんより地位が低いんだけど…
まぁ、ソコはいいんだけどね…
「でもまだ分からないわ。私に恨みとか嫉妬とかで何かしかけるタイミングを図っているのかもしれないし…」
「それなら尚更縛り上げなくてはなりません!!私兄様に相談して…」
「落ち着いてくれルキア!真由美様も煽るようなこと言わないで欲しいッス!!」
「そ、そうね…ルキア、落ち着いて!私の勘違いだったわ!!多分妖精さんが私を見守ってくれているんだと思うの!」
「何ですかその説明!!!」
「おぉ!やはり真由美様は全ての者に愛されておられるのだな!!妖精さんならきっと真由美様をお守り下さるだろう!」
「妖精でなんで納得すんだよ!っていうか妖精は守護霊か何かか!?」
恋次くんの的確のツッコミによって大惨事にはならなかった。
白哉様に相談するって言われた時は心臓止まるかと思った…
まぁまだ目線は止むことないけどもし白哉様と冬獅郎くんにバレたときのことを思うと我慢できるからいいけど…
あぁ、あとルキアも入れなくては…
****************
俺は阿近さんと影でホッとした。
「阿近さん、よかったですね。流石に朽木隊長に目をつけられたらストー……すみません……こうして見守れませんもんね。」
「あ?何言ってやがる。朽木白哉と協定を結んでんだから目をつけられるわけねぇだろ。」
俺は何か聞きたくない事を聞こえた気がする。
「………へ?」
「大体この前俺達十二番隊の一人がサボって彼女に会いに行ったせいで朽木白哉本人から怒りの電話が来たんだぞ。お前に分かるか?あの時の空気を」
「あ、いえ……」
「あんときの局長すっげー機嫌悪くて大変だったんだからな」
「へ、へぇ…そうだったんですか…」
「部下がヘマして朽木に説教させられるわ貴重な真由美さんの映像を見逃すわで触らぬ神に祟りなし状態が今でも続いているお陰で十二番隊に行きたくない日々が続いてるんだぞ。しかも俺ら十二番隊に朽木白哉がまだネチネチあの事をぶり返すしよ…」
阿近さんの愚痴はまだまだ続いた。
俺は何でこの人に話しかけたんだろう、と数分前の自分を呪いたい気分になった…
早く帰って隊長とお茶してボーっとしたい…
****************
オマケ
「ルキア」
「に、兄様!どうかしましたか?」
「真由美と会ったようだな…」
「何故知って…」
「真由美には常に朽木家の護衛がついておる」
「成るほど…では真由美様が誰かにストーカーされていることも…」
「あれはストーカーではなく、真由美親衛隊の活動だ」
「真由美様の親衛隊…!!?」
「……入るか?」
「是非!!恋次も入れて入隊させてください!!」
「ではコレにサインを…」
こうして朽木兄妹は真由美親衛隊に入ったのだった…
恋次は自分が知らないところで変な親衛隊に入れられているとは思いもしない…
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