こんばんわ、真由美です。
私、浦原さんの娘になりました。
義理ですけど。
迷惑だよね〜って言ったら急に娘になってくださいと言ってきました。
天邪鬼の性格なのでしょうか…
桜ちゃんはまだぐちぐち文句言っていたけどなんとか説得しました。
疲れたんだぜ…
只今夜一さんというこの中では偉い人のお膝の上でお菓子を頬張ってます。
まだ帰る時間じゃないので喜助さんを仕事場に追い出して何故か私は隊長さんと一緒に喜助さんの帰宅時間まで待っていることに。
「真由美、あと少しでお昼だからあまり食べてはならぬぞ?」
「はい」
分かってますってそんなこと。
と言いたいがさっきから目線が痛くて言えません。
夜一さんは部屋の偉い人が座るよ的な座椅子に座り、隊員さん達はまるで時代劇の家臣のように夜一さんの前横にずらーーーーーっと並んで座っている。
砕蜂さんもその中に居て私と目があうと苦笑いしてくれる。
私は夜一さんに言われ、とりあえず頷く。
そしてたら夜一さんが私をぎゅーって抱き締めて頬ずりしてくる。
私は人形じゃねぇぇぇぇぇぇ!!!!と暴れたいが大人の力に子供が勝てる訳がない。
当然私は諦め夜一さんの腕の中でお菓子を食べてます。
そして隊員さん達はそんな夜一さんを見て困惑していた。
「ちょっと!夜一サンずるいッスよ!!!」
昼時になり、喜助さんを隊長室で待っていたら行き成り喜助さんがドアを開けて入ってきた。
喜助さんは4人分の食事をどうやって持っているのか聞きたいぐらいに絶妙なバランスでこぼさず此処まで持ってきた。。
すげぇぇぇ!!とキラキラした目で見ていると喜助さんは身体を震わせ私から顔を背ける。
そうか、私の顔はそんなに直視できないほどか。
いいよなお前らは美男美女でよぉ!と拗ねていたら喜助さんが慌てて私の前にご飯を置く。
「真由美サンのは特別のお子様ランチですよーww旗はアタシ特製!喜助旗ですよwwww」
やだ、どうしよう…この人意外と親馬鹿だ。
喜助旗なんて誰が喜ぶんだ。
あぁ、でもちょっと嬉しい自分がいる…
「わぁー!ありがとう!!パパ!!」
「あぁ!!その笑顔可愛いすぎます!!夜一サン!砕蜂サン!カメラは何処ですか!?」
子供らしくパパ呼び+輝かしい笑顔をお父様にプレゼントしました。
嗚呼なんていい子なんだ私は!
パパが何か騒いでるけど気にしないことにした。
夜一さんがカメラ持って私を撮ってる気もするけど気のせいだと思うことにした。
****************
私達の食事は何か変だった。
何が変って…
夜一さんと喜助さんが私にご飯を食べさせる事で争っているという事だ…
「ちょっと夜一サン!!アンタ今まで
アタシの真由美サンといた上にお膝で抱っこして抱き締めてたんだからアタシに譲ってもいいでしょ!?」
「なにを言う。お主は家に帰っても真由美といられるけどわしは今しかいられないのじゃぞ?朝も夜もわしの側には真由美がいないのだじゃぞ?お主の方が譲るべきではないのか?」
「アタシはまた仕事でアタシの真由美サンに会えないんですよ!?アタシが仕事してる間夜一サンはアタシの真由美サンと戯れるじゃないですか!!!」
誰でもいいです。
私におまんまを恵んでください…
私は砕蜂さんのお膝に座りお預け状態だ。
私は大人気ない大人二人の醜い言い合いが終わるまで待ってます。
私は今、待てをされて涎を流し続ける犬の気持ちだ。
ゴメンよ、太郎。
今までお前が待てさせられている姿が可愛くて何十分も待てさせてゴメンよ。
でもお前が可愛いから悪いんだ…
可愛いは正義だが時として悪となるのだ…
生前の時飼っていた柴犬の太郎に謝罪しながら私はご飯から目を離さない。
だって、かれこれ数十分も言い合いしてるんだもの。
時々砕蜂さんが頭を撫でてくれるから悲しさとひもじさを和らげるが…
お願いです、頭を撫でるよりご飯をください。
「わたし、一人でたべれるよ?」
首を傾げ上目使いをすれば大人は皆落ちる。
これは体が小さくなってから学んだ。
だが使う人を誤れば大惨事になる。
「真由美サン!!!駄目です!!!そんな目で見つめられたらアタシは…!!」
どんな目だよ。見つめられたらどうなんだよ。
「そのような技何処で覚えてきおったのじゃ!!」
何処って…ここに来てから学びましたけどソレが何か?
そういいながらも二人は私を抱き締める。
私は二人に挟まれ頬ずりさせれる。
砕蜂さんも迷惑そうな顔して喜助さんを退けさせようとする。
夜一さんはいいんですね。
もう、いい加減ご飯食べたい…
そう思っているとぐーーっといいタイミングでお腹がなりました。
凄く…恥ずかしいです。
「はい、真由美サン!あ〜んww」
「あーん」
もぐもぐ…
「かーわーいーいー!!!!」
「喜助ばかりずるぞ!ほれ!真由美!こっちもじゃ!」
「…あーん」
もぐもぐ…
「めんこいのう!」
あの、誰かこの親馬鹿どもどうにかしてください…
「真由美」
「……あ、あーん…」
砕蜂さんが遠慮がちに私に食べさせようとする。
あれ、この人っていつデレたの?
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