私は歩いていた。
仕事も人通り終わり急患が現れない限りゆっくりできる。
そのお陰で鼻歌を歌いそうになるぐらい私の機嫌は最高だった。
そう言えば他の隊も休憩だという事を思い出し冬獅郎くんのところでも行こうか考える。
白哉様でもいいが恋次くんが可哀想で行くに行けないのだ。
白哉様もルキアも恋次くんを巻き込んで巻き込んで…巻き込んだにも関わらず無自覚なのだから文句を言っても聞いてくれないのだ。
涙を流し二人に挟まれる恋次くんを見ていると哀れで見てられないのだ。
助けたら余計厄介な事になるので助けないのだが…
雛森さんのところは行きたくはない。
雛森さんが嫌いというわけではない。
あの子は私に懐いてくれているので嫌いにはなれない。
だが問題は雛森さんの上司だ。
藍染がいる限り五番隊に足を運ぶ事はない。
やちるちゃんところに行くと何故か剣ちゃんの脇に抱えられるので行きたくない。
剣ちゃんが嫌いではないが好戦的なのをどうにかして欲しいと思う…
砕蜂様の場合お忙しいだろうから行けない。
こう見たら知り合いは少ないな…
友達を作るのが苦手な私は少し落ち込む。
が、後ろで走る音がする。
後ろを振り向くとイケメンがこっちに走ってくる。
私は廊下を走るなと言いたいのを我慢し、廊下の端に移動しイケメンが去るのを待つ。
言わない理由はそのイケメン、なんかメンチ切ってくるので言えないのだ。
私はその怖さに十一番隊か?と思う。
十一番隊でも文句言えるがなんかその人は切羽詰っているので何されるかわから…
「すまん!!!!」
ええええええ!!!??何で私イケメンにお姫様抱っこされてんのーーー!!!?
おま…お前それ彼女にしてあげろよ!!!
「な、何ですか!!放してください!!!」
「本当にすまん!だが俺の命のためだと思って我慢してくれ!!」
「はぁ!!?」
命とか意味分からんこと言って謝るイケメンに私は暴れる。
「うお…!暴れんな!!落ちるぞ!!」
「誰かー!!!人攫いがーー!!!」
「ち、違う!俺は人攫いじゃない!!」
「ロリコン!!!」
「それも違う!!!」
叫んで助けを求めるが人がいないのか誰も助けに来ない…
こうして私は攫われた。
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