「ぐっ…げほ」
「真由美…!」
ある四番隊の隔離されている部屋で真由美は苦しんでいた。
血を吐きすぎてベットのシーツも床も着物も手も顔も全てが赤に染まっている。
側についている砕蜂も同じように血で赤い。
だが砕蜂はそれを気にする余裕がない。
苦しみ血を吐き続ける真由美の名を呼び続けるので精一杯だった。
「そい、ふぉん……さ、ま…っ」
「喋るな真由美!大丈夫だ!私は此処にいるから!!」
砕蜂を探すかのように真由美の手が宙を舞う。
その手を砕蜂は掴む。
「なんで、何で姫椿を使ったんだ、馬鹿者…!」
砕蜂の言葉に真由美は息を荒くしながら微笑む。
その微笑みに胸が苦しくなり砕蜂は俯いてしまう。
その夜明け、真由美は気絶するように眠りに付いた。
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