「旅禍ぁ?それを追ってマユリさんもネムもいないの?」
「はい、そうなんです…」
「旅禍、ねぇ…」
何かを悩みだす真由美に壺府リンは恐る恐る話しかける。
「あの、副局長…」
「ねぇ、リンくん。」
「は、はい!!」
「その旅禍って何処にいるか分かるかしら。」
「え、いや……あ、でもさっき地獄蝶からの知らせによると十一番隊の斑目三席が旅禍と接触し、敗れたと。今は四番隊にいるらしいです……って…」
リンが言い終わる前に真由美は瞬歩で消える。
残されたリンは唖然としていた…
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「一角様!!」
「真由美……なんでここに」
マユリと剣八が去った後ゆっくりベットで寝ていた一角に突然真由美が駆け込むように来る。
「旅禍は何処に行きましたか!?」
「はぁ!?」
来るなり用件を言う真由美に一角は驚く。
だが怪我人の一角など真由美はお構いなしに畳み掛ける。
「旅禍と戦ったんなら何処に行くとか、目的地は何処だーとか聞いてないんですか!?」
「…それを知ってどうすんだ」
真由美は実験のことになると同僚すら実験台にする。
マユリよりは良心的だが…
一角は経験済みなので自然と声が低くなる。
「どうすんだって…私旅禍なんて初めてだから体の一部を頂けないかと思って!!」
「……頂けないかって…お前…」
思っていた答えと違うことにホッとするが呆れもする。
「お前旅禍には興味ねいのか?」
「何言ってるんですか!興味あるからこうして一角様も元に来てるんじゃないですか!!」
「いや、そうじゃなくて…旅禍自体って事だ。お前んとこの隊長は旅禍自体を捕獲しようとしてんぞ?」
「それなら聞いてます。でも居ても立っても居られなくて…それに旅禍が何しに此処に来たかなんて興味ないし、ただ旅禍の能力とか情報を知れればいいだけだし。旅禍自体を捕獲だと絶対戦闘になるし、体の一部なら貰えるかなぁって思って…」
戦うのって疲れるじゃないですか。と続ける真由美に一角は笑が込み上げ大声で笑う。
そして一護の特徴、目的を話す。
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