旅禍と剣ちゃんの戦いは終わった。
私はやちるちゃんと一緒に名前通り高みの見物をしていた。
「なにが悪い皆だ…てめぇの勝ちだ、馬鹿やろ…」
剣ちゃんの斬魄刀が折れ、剣ちゃんは倒れた。
私は剣ちゃんに駆け寄り応急処置を行う。
やちるちゃんが旅禍にお礼を言って剣ちゃんを四番隊へ運ぶ。
私は旅禍と残り、旅禍の治療を行う。
だけどある気配に私は振り向く
そこには一匹の黒猫がいた。
その黒猫が発する霊圧は感じたことのある霊圧だった…
「よ、るいち…さま…」
あの日、お父様と共に消えた私が大好きだった人。
夜一様だった…
「真由美……わかるのか、わしが…」
「…霊圧で…」
そうか、と夜一様は旅禍に近づく。
何故猫になられておられるのかは知らないが、私は旅禍への応急処置を続ける。
私は顔が上げられなくて旅禍の傷口を一点に見つめていた。
「すまぬ、一護…少し遅れた。派手にやられたのう…じゃが相手が更木剣八なら仕方あるまい。相打っただけでも大殊勲じゃ」
どうやら夜一様とこの旅禍…一護様は知り合いらしい。
多分夜一様は協力したのだろう…
となると今でも夜一様はお父様と繋がりがあるのか…
「それにしても…よう戦う、よう耐える。大した者よ…」
「この者は…」
夜一様は突然口を開いた私を見やる。
私はまだ夜一様を見ることはできなかった。
「この者は…私が責任をもって治させて頂きます…」
「真由美…」
「…夜一様のお知り合いですもの…決して死なせはしません」
私は治癒を続ける力を強める。
夜一様は目を細め、一護様を見つめる。
「すまぬな……一護、案ずるな…死なせはせぬ」
夜一様は私を信用してくださる。
今こそ元四番隊三席の実力、出し切るときだ!頑張れ自分!
……ち、ちゃんと現役四番隊三席のときも全力だったから!手を抜いてたとかじゃないからね!!!
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