「はい、もう終わりましたよ。」
「さんきゅ、真由美」
一護は真由美に笑みを浮かべ礼を述べる。
真由美も一護に微笑みを向ける。
それを見た夜一は
(これが喜助にバレたら一護は死ぬまでシバかれるだろうのう…)
と目を細める。
「しかし、すげーな真由美は…」
「何がですか?」
「そんな細い体で俺を運んできちまうだなんて」
「あ、それなら私ではなく夜一様でございます」
可愛らしい笑顔でいう真由美に一護は信じられないという顔で夜一を見る。
「なんじゃその顔は。それぐらい元の姿に戻ればお主なぞ雑作のない事じゃ」
「あぁ、成るほどぉ…もとの姿になぁ…
……え?元の…姿?」
どうやら一護は夜一の本当の姿を見たことがなかったらしい。
夜一は真の姿を見せると言って一護の側はなれる。
真由美は何故か布を用意しなくてはならない気がして急いで布を探す。
****************
「お、お…女!?」
人間の姿に戻った夜一の姿に一護は目を丸くする。
「ふ、どうやらそうとう驚いておるようじゃな…無理もない。大方お主もわしの言葉使いで男と思い込んでいた口じゃろ」
しかし夜一の姿は真っ裸だった。
それには流石の真由美も唖然とするしかなかった。
布を探す為に動かしていた手を止めてしまう。
「こうして真の姿を明かすときと言うのは何度味わっても愉快な者じゃの
どいつもこいつも阿呆のように驚くばかりじゃ」
「見ちゃ…だ、駄目です!!」
咄嗟に真由美は一護の顔を胸に押し当てる。
だが夜一はお構いなく堂々とこちらに歩いてくる。
「だ、だ…だって…猫だったんじゃ…!?」
「猫が喋る分けなかろう、常識じゃ」
夜一の言葉にノックダウンされる一護。
真由美の胸に顔を埋めている事には気付いていないぐらい衝撃だったらしい。
だが横目で見えてしまうので意味がなかった。
夜一は遠慮なく股を開いて堂々と座る。
現世風に言うとこれは立派な逆セクハラだ。
「さてと、驚くのはコレぐらいにして…ではわしがどうやってお主を運んできたか教えてやろうまずこの道具じゃが…」
「
……っつか服着ろ!!服!!!」
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