(198 / 274) 原作沿い (198)

ブスッとしながらも貴重な甘味の羊羹を食べていたアシリパに水城はチラチラと視線を向ける。


(ね、ねえ…白石…)


白石は自分が不機嫌にさせたわけではないという呑気な考えから、中身はどうであれ両手に花を楽しんでいた。
甘さ控えめだが飽きない甘みを堪能している白石に、水城が小声で話しかける。
『ん?』と菓子楊枝を咥えながら小首を傾げて水城を見ると、水城は困ったように眉を下げていた。


(アシリパさん、なんか機嫌悪いんだけど…どうして?あんたまた何かした?)

(いやいやいや…なんでそこで俺なのよ…そこは杉元でしょうが)

(はあ???なんで私なの????)

(ええ????それ本気で言ってるぅ??????)


アシリパの機嫌にはすぐ気づいたのに、その原因が自分であることに気づかないこの天然記念物に白石は思わず突っ込んだ。
しかしそれでも気づかない水城には首を傾げられてしまい、白石はもうこれ以上言う気は起きなかった。
白石が黙ってしまったので、原因は分からないまま水城はアシリパのご機嫌伺いに移る。


「ア、アシリパさ〜ん…味噌買いに行かない?」

「オソマ…」

「そう!オソマ!オソマ買いに行こう!何故か曲げわっぱごと味噌無くなっちゃったし…新しいのはあのロシア人との戦いで駄目になっちゃったしさ…ね?また味噌食べたいよね??ねっ???」


最後の一口を食べ、お茶で口をすっきりとさせているアシリパに声を掛けると、アシリパは『味噌』という部分に反応する。
その反応を見え水城は光が見えた。
お金は鯉登が出してくれると言っていたのに、鯉登の予定など聞かず勝手に決める。
とはいえ、鯉登の都合が悪いのなら水城が自腹で購入するつもりだった。
味噌でアシリパの機嫌が直るなら安いものだ。
優しく声を掛ける水城にアシリパは無言で頷いた。
それに水城は嬉しそうに破顔し、さっそく外に出る準備をする。


「ほら!白石も準備して!」

「ええ〜〜俺もぉ〜〜???」


嬉しそうに笑う水城は見た目は最高に美人だ。
傷があろうとその容姿には勝てず、傷があろうとその容姿に見惚れる者も多いだろう。
白石もゴリラだ脳筋だと言っていながら、その容姿に『眼福じゃ〜〜』とほのぼのしていたが、腕を引っ張られ巻き込まれてしまった。
まあ用事もないし、争いごとじゃなければ…と白石は漬物石のように重い腰を上げた。
外で待っててと水城に言われたので、味噌がまた食べれるとルンルン気分のアシリパと共に外で待っていた。


「まだかねー」


ワクワクさを隠さないアシリパに白石はそうアシリパに声を掛ける。
アシリパは『そうだな』と普通に装っているが、期待で胸を膨らませているのが隠せないでいた。
白石はそんなアシリパを微笑ましそうに見つめながら『先に待ってろって…何してるんだ?』と疑問に思う。
いつもなら一緒に出るのに、と思っていた時…


「お待たせー」


水城の声に二人とも旅館の入口へと視線を向けた。
しかしその瞬間、白石は顔を引きつらせ、アシリパは不機嫌に戻る。


「……えっと…一応さ、聞いていい?なんで鯉登ちゃんまで一緒なの???」


白石とアシリパの目の前には、アシリパの天敵と言える鯉登の姿がった。
水城の隣に立つ男を指さしながら白石は顔を引きつらせたままそう聞くと、水城は小首をかしげて返した。


「え?だって、お金出してくれるの音之進だし…元々買いに行く予定だったし…」

「あ…そう…そうなんだ…」


白石は隣から放出されるドス黒いオーラに気づかない呑気な水城の言葉に、つい頷いて返してしまった。
隣のオーラもやばいが、水城の隣にいるお方のオーラもまたやばい。
2人とも同じ黒いオーラを身にまとい、まだ出発もしていないのにお互い睨み合い一触即発状態になっていた。
流石にそのまま放置というわけにもいくまい…と水城の腕を掴んで二人から距離を置く。


「あのさ…あれ見てお前どう思うよ?」

「あれって…アシリパさんと音之進の事?」


小声で話しているため二人の距離は近い。
ヒシヒシと背中に殺意の込められた視線(ほぼ物理化)に背中が血だらけになりながらも、水城に問いかける。
水城は白石に言われ、チラリとアシリパと鯉登を見る。
2人はなぜかこちらを凝視していた。(水城視点)
そんなこちらを睨みつける二人(白石視点)に、恐怖から身震いをしながら水城の答えを待つ。


「仲いいよね〜」

いやなんでだよ!!!!!!


天然だ、天然記念物だ、マリモだなんだと言ってはいるが、やはりそんな天然でも空気くらいは読めるだろうと思っていた。
しかし、なぜ黒く恐ろしいオーラを身にまとい、お互いを睨み合って牽制している姿を見て、プラスで捉えられるのかが不思議でならない。
思わず突っ込んでしまうくらいは不思議でならない。
頭を抱える白石に、水城はキョトンと小首をかしげる。


「あれのどこをどう見て仲が良いって思うわけよ!」

「だって…喧嘩するほど仲が良いって言うじゃない??」

「いやいや!!そういう奴もいるだろうけどもさ!あいつらはそれに当てはまらないから!!どう見てもお互い絶対殺すマンになってるでしょうが!!」

「そう?」

「そうってお前…反応薄……あれだよ?今杉元が言ってるの…お前と尾形ちゃんが仲が良いねって言われているようなものだよ???」

あ゙?


白石は心底水城の頭の中を覗きたいと思った。
脳筋の思考は読めない…そう思い、分かりやすく例えたら殺さんばかりに睨まれてしまった。
自分の事になると睨む水城に白石は指さす。


「ほらぁーーッ!それ!!それだから!あの二人の今の状況それだから!!!」


水城は指摘され『ゔっ…』と言葉を詰まらせる。
流石にここまで言われれば気づくのか…
それとも気づかないふりをしていたのか…
どちらかは分からないが、水城はチラリと律義に待ってくれている二人を見た後、白石へ視線を戻す。
気づいてしまったためか、心なしか白石に叱られたようにしょんぼりしていた。


「…でも…なんで2人は仲が悪いの?」

「かーーーーッッッ!!!お前さぁ!!お前ってやつはさぁ!!どーーしてそーー天然記念物なわけよ!!マリモもいい加減にしろ!!」

「え…天然…え????マリモ…????」


2人が仲が悪いと分かって落ち込んでいる水城だが、その理由までは辿り着けていなかった。
落ち込んでいるところ悪いが、白石は片手で顔を覆い、天を仰いだ。
そんな白石の反応に水城はあわあわとさせながらも、頭の上には疑問符が浮かんでいるという器用さを見せた。
そんな水城に白石はビシリと再び指さす。


「あいつらが仲悪いのはお前が原因なの!」

「え…?なんで?」

「なんでってお前………はあ、もういいよ…なんか疲れてきた…」

「はあ??ちょっと!!言い出したんだから最後まで言いなさいよね!!気になるじゃない!なんで私が二人の仲の悪い原因なのよ!!」

「もおいいよぉ…もぉつかれたよぉ…天然の相手は疲れたんだよぉ…お布団に入って寝たいよぉ…」

「そこで力尽きないでよ!!教えて!教えてってば!!ねえ!!」


突然力尽きた白石に肝心な部分を聞いていないと、水城は白石の胸倉をつかんで揺さぶった。
ガクガクと揺さぶられながらも、白石はもうやる気が失せてしまい答えてくれない。


「雪乃!」

「は…はい!!」


白石を揺さぶっていると痺れを切らしたのか、鯉登に名前を呼ばれ水城は思わず背筋を伸ばし声を大きく返事をした。
恐る恐る鯉登を振り返れば、予想通り怒った顔をしてこちらを見ていた。
鯉登はズンズンと水城に歩み寄り、ガシリと水城の両肩を掴んで向かい合うように体を向ける。


「やはり浮気か!!」

「なんで!?」


何を言われるのだろうか、と恐々としていたが、鯉登の言葉に水城は突っ込みを入れた。
(心の)浮気なんて一度だってしたことがない。
それはちゃんと話し合って分かってくれたと思ったのだが、なぜかぶり返してしまった。


「やはりあの時あの男の首を跳ねておけばよかったか…」


白石を見ながらボソリと呟かれた不穏な呟きは、水城の耳に入ったもののなぜ白石へ視線を向けるのか分からず、目を瞬かせる。
不穏な呟きを耳に入った白石は、殺さんばかりに殺意に満ちた目線を向けられビクリと肩を跳ねた。


「待て待て!!!俺は無関係だって言ったよな!?俺と杉元は仲間以外の感情はありません!!!」


ちょっと内緒話しただけで浮気を疑う鯉登に白石は手を上げ、無罪だとアピールする。
しかしそんな白石に、鯉登は鼻で笑った。


「どうだが…雪乃はいい女だからな…間違いを起こしても仕方ない」

「まあ…外見は好みでは、あるが…」

「やはりそうか!!!そこへなおれ!!!雪乃に恋慕を抱いた罪を罰してやる!!」

「外見はって言ってるだろうが!!!俺はお前らのようにゴリラに欲情する趣味はない!!!ちゃんと人間の女の子が好きだ!!!」

「誰がゴリラだ!!誰が!!」


軍刀に手を伸ばし亜港監獄の再来となり、白石は慌てた。
嫉妬の鬼から逃げるため水城の背中に隠れるが、白石は鈍くもないのに、それが炎に油を注ぐどころか爆弾を投げ捨てているとは気づいていない。
不死身という安置に身を寄せる方を優先としていた。
水城を盾に使いつつゴリラだと罵る(鯉登目線)白石に鯉登は嫉妬云々よりも、恋人を盾にする白石の男らしくない姿に苛立った。


「ちょ、ちょっと!待った待った!!2人とも落ち着いて!!」

「どうして止める!!―――はっ…やはりこの男を…」

「そういうのいいから!!いい加減しつこいよ!!…ここ旅館の前だし…迷惑になるから離れた場所で話そうよ」


男と話せば浮気、白石とじゃれてれば浮気…浮気だなんだと騒ぐのはそこに愛情があるからと思うと嬉しく思うが、少々しつこく感じてしまう。
水城が後ろを指させば旅館の中からチラチラとこちらを見て来る従業員がいた。
鯉登は流石に水城が何が言いたいのか気づき、口を閉ざす。
静かになった鯉登の手を取って水城は移動しようと歩き出そうとした。


「アシリパさん?」


鯉登と白石は大人しく付いて来てくれたが、先ほどからずっと黙り込んで発言しないアシリパがついてこなかった。
立ち止まりこちらを見つめる彼女に水城は首を傾げながら振り向く。
アシリパは水城と…正確に言えば水城と鯉登の繋がっている手を凝視していた。
それはもう、目力がすごいと言わんばかりに。


「ア、アシリパさん…?どうしたの?お腹痛い?オソマする?」

「放っておけ、雪乃…どうせ腹が減ったか何かだろう」

「だったら余計に放っておけないよ…アシリパさん、お腹減ったの?どこかのお店に入って何か軽く食べる?」


憶測でモノをいう鯉登の言葉を真に受け、水城はアシリパが空腹だというのを前提で声をかける。
しかしアシリパはまだ水城と鯉登の繋がっている手を凝視していた。
『アシリパさ〜ん??』と無反応の彼女に手を振る。
気づいてほしいという願いを込めた行動は実を結び、ハシビロコウのように微動だにしなかったアシリパが歩き出した。
それを見て『ああ、お腹減ってたんだ』と思ったその時――――バシンと乾いた音と共に、手から温もりが消えた。


「い゙ッッ――――き、さま…!!ないをすっ!!」


突然の事に呆気に取られたが、鯉登の怒鳴り声でハッと我に返る。
そちらに目線を向ければ、手を押さえている鯉登と、水城と鯉登の間に立つアシリパがいた。


「黙れッ!!私はまだお前と水城との仲を認めていないと言ったはずだ!!なのに堂々とセクハラか!!水城!やはりこのシサムの男は信用ならんぞ!!悪い事は言わん!今すぐにでも別れなさい!!」

「手を繋いだだけでセクハラとかお前は雪乃の母親か!!!雪乃が誰と付き合おうが雪乃の勝手ではないか!!そもそも雪乃と私が付き合おうと結婚しようと赤の他人の貴様にはなんっっっっの関係もないと私も言っただろうが!!」

「関係大有りだ!!――水城!!」

「ふぁ!?は、はい!!!」


またアシリパと鯉登の喧嘩が始まった。
水城はそれを見て白石を見た。
水城の目は『これって…』とやっと目の前の二人の不仲の原因に気づき、そんな水城に白石は親指を立てて見せた。
曰く、『やっと気づいたか!!気づくの遅いぞ!このマリモ☆』である。
天然記念物のマリモゴリラはやっと目の前の状況を把握し、どうしようかと思っているとアシリパに声を掛けられ思わず背筋を伸ばし返事をしてしまう。
ビシッと背筋を伸ばす水城など気にも留めず、アシリパはまるで教官のように仁王立ちで水城を見上げる。


「男はなんだ!!言ってみろ!!」

「お、狼であります!!」

「そうだ!!その言葉の意味ちゃんと理解しているんだろうな!!」

「はいッ!!」


思わず軍人時代で叩きこまれた返事の仕方をしてしまう水城だったが、アシリパは『なら良い!!』と満足げに頷いた。
後ろで鯉登という男が何やら喚いているが、今のアシリパにはシャットダウンされてしまっている。


「ならば行こう!!オソマが私達を待っている!!」

「はい!アシリパさん!!」


ここで、水城との時間を過ごした差が出てしまったというべきか…
洗脳とは恐ろしいと白石は思う。
世の恋人というのは、友人よりも大切で優先順位は上位にあるはずなのだ。
だが、アシリパ教の狂信者である水城の優先事項はアシリパと息子が独占している。
そのためアシリパに手を引かれたというのもあるものの、水城は恋人を放ってアシリパと味噌の旅へと向かってしまった。


「…………」

「…………」


残された白石はチラリと鯉登を見る―――が、すぐに逸らした。
鬼…というか…覇王というか…魔王である。
『一刻も早く鯉登ちゃんの傍から離れよーっと』と思いルンルン気分で味噌を求めて三千厘している2人の後に続こうとした時、隣から溜息が聞こえた。
そちらに目をやれば魔王はイケメンに戻っていた。


「おい」


しかしその声は低く、明らかに不機嫌さを含ませており、白石はビクリと肩を揺らした。
鯉登にギロリと睨まれたが、加減しているのか怖いというのは感じるものの、身震いするほどではなかった。


「な、なに?」

「貴様…本当に雪乃とは何もないのだな?」

「ないないないないない!!!ぜんっっっっっぜん!!これっぽっっっっっちもない!!!です!!!っていうかあるわけがない!!!だってゴリラだもの!!!」

だから人の恋人をゴリラと言うな!!……まあ、ないならいい…」


まだ不義を疑われ、白石は首が千切れるほど首を振って否定する。
それに鯉登はホッと安堵の息のようなものを吐き、白石の言葉を信じたのか頷いた。
人の恋人をゴリラと言う事に不満はあるものの、水城へ恋愛の意味で好意がない事を信じてくれたらしい。
だが、簡単に信じる鯉登に白石は恐る恐る声をかける。


「や、やけに素直だね…」


白石という男は旭川で初めて会ったが、第一印象は覚えていない。
その後すぐ尾形と雪乃の情報を知っているであろう杉元という男(本当は雪乃本人だった)が登場し、白石由竹という男は隅の隅に追いやられていた。
お互い良い印象も悪い印象もなかったが、雪乃と再会してから白石という男はすぐに嫉妬の対象となった。
仲間にしては距離が近すぎるのだ。(鯉登からしたら)
そして、白石は鯉登=水城が絡むと途端に面倒くさくなる男という印象を残している。
お互いがお互い好意的とは言えない印象を持っているが、それにしても簡単にそんな印象の持つ男の言葉を信じる鯉登に、白石は信用できなかった。
そこはお互い様である。
まあ、鯉登の場合、アシリパとは別に水城が強い信頼を寄せていることへの嫉妬と、自分とよりを戻す前に水城が唯一父親候補として考えていたのもあり、水城に盲目な鯉登が白石に嫉妬しているだけであるのだが。
ジト目で見てくる白石に鯉登は、フン、と鼻を鳴らす。


「私は雪乃を信じているからな」

「信じてるわりには浮気だなんだと言ってたじゃん???」

「雪乃は信じている…だが雪乃がその気がなくとも周りは黙っておるまい?雪乃は私一筋であるがゆえに見向きもされなかった男が逆上するなどよくある話ではないか…雪乃は昔も今も変わらず凛々しく愛らしいのだから…そう思わないか?」

「あー…はいはい…ソーデスネ」


白石は惚気る鯉登に、耳の穴に指を突っ込んでほじくる。
完全に気のない返事、そしてどうでもいいという態度をとる白石だが、鯉登は惚気れるならどうでもよかった。
鯉登は別に白石との関係を本気で疑っているわけではない。
恋人と仲間への信頼の種類は別であるのは理解してはいるが、それでも自分が間に入れない三人の信頼関係を目の当たりにし、確かに不安を感じてはいたが、水城が自分よりもその辺の男に心移りするとは思っていない。
ただ、尾形は別だ。
鯉登はまだ尾形の水城への執着は目の当たりにしてはいない。
それでも尾形を警戒しているのは、水城関係なく尾形という一人の人間が気に入らない事や、尾形につけられた傷跡、スチェンカをしたロシアの村で月島の言った『雪乃の夫の座に近いのは尾形』という言葉が頭から離れないのだ。


「でもさぁ、あとで『やっぱり浮気か!』って斬りかかってこない…?」

「しつこいぞ!!雪乃が貴様との関係は潔白だと言うのなら私はそれを信じるだけだ」


鯉登は、(自分は棚に上げて)白石のしつこい問いに付き合ってられんと言わんばかりに水城達に続く。
白石はご機嫌を損ねてしまった坊ちゃんに、やれやれと肩を竦めて見せて溜息を吐きながら、鯉登に続き三人の後を追った。


(…雪乃は全てを終えた後…帰ってくると約束してくれた…そして、その後に私と一緒になってくれるとも……私は雪乃と兵刃を交えようとも…その言葉を信じるだけだ)


後ろに白石を連れながら、鯉登は不安な気持ちに蓋をし、ただただ真っ直ぐ、強い心を持ち、雪乃を信じようと決めた。
しかし、感情の底には不安や嫉妬が渦巻いている。
そんな自分の気持ちを無視しながら、鯉登は追ってこない自分達を待つ水城へと向かった。

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