(17 / 53) 本編 (17)
キン、と甲高い音を立てて伏黒はソレの手を弾いた。
体を無理に動かしたせいか節々が痛み、無意識に眉間にしわを寄せる。
目の前のソレはそんな人間を見ては楽し気に体を揺らして笑っていた。
それが腹立たしい。
何よりも、手も足も出ない自分の弱さに腹を立てていた。
伏黒は血に濡れている手で呪具を滑り落ちないようぐっと握りしめる。


(クソッ!2級相当の呪霊じゃなかったのかよ!!よりによって特級!!!)


伏黒はそうぼやきながら人間を弄ぶように襲い掛かってきたソレ…特級呪霊を睨みつけた。
伏黒はある任務にあたっていた。
窓の報告では2級程度の呪霊と書かれていたのだ。
心霊スポットに肝試し感覚でこの廃病院に訪れた人間を襲う呪霊。
その呪霊を祓いに伏黒が選ばれた。
同級生の死を経験し、彼らは強くなることを選択し、先輩たちに鍛えてもらっている。
確かに劇的に強くなったわけではないが、特訓を経てあの時よりも力は強くなったと思っていた。
しかしその考えは目の前の特級にへし折られた。
相手が悪かったとしか言いようがないが、そんなもの言い訳にはできない。
常に人手不足であるため、自身の等級以上を相手にすることはよくあるし、それで殉職する者もこの業界では珍しくはない。
呪霊相手に碇石も常識も期待してはいけない。


(少年院の時と同じ…この領域は不完全だ…ならば隙さえあればクロの鼻で逃げることはできるが…怪我を負っている分不利だ…)


決して伏黒は軽傷というわけではなかった。
肋骨は折れ、頭から血を流し、恐らくヒビが入っているのか呪具を握る腕がひどく痛む。
幸いなのは足が無事だということだが、特級相手に背中は安易に見せられない。
幸いにもここは迷路のような領域。
扉があればそこに逃げ込み領域を維持できなくなるまで待つという作戦もあるにはあるが、その後にこの特級に勝てるかは不明だ。
伏黒は何が可笑しいのか分からないが楽し気に笑う特級に奥歯を噛みしめる。


(人間を弄んで楽しんでやがるのか…胸糞わりぃ…)


ケタケタと笑うのは、人間である自分が手も足も出せず血だらけになって弱いながらに立ち向かおうとする姿が滑稽だからだろう。
特級はいつでも自分を殺す事ができる。
だが、それをしないのはただ単純に人間を玩具として遊んでいるからだ。
伏黒は戦いを楽しむその姿を最強の特級呪霊の姿と重ね、もういない彼を思い出し一瞬心が沈む。
しかし特級相手にそんな隙を見せるわけにはいかず、伏せかけた視線を再びケタケタ下品に笑う呪霊へと向けた。
退路はない。
逃げ切れる自信と確信があるのであれば、伏黒だってすぐに逃げ出している。
自分の力を過信はしていないが、引けない戦いがあるのも確かだ。
ならばどうするか。
一瞬奥の手が脳裏に浮かんだび、伏黒は躊躇することなく印を結び言葉を唱える。
しかし、その時――――


「貴様か」


その場に伏黒以外の声が響いた。
それまでケタケタと笑っていた特級が、その声を聞いた瞬間弾かれたように振り向こうとした。
しかし、それをその声の主が阻む。
振り向こうとした特級は突然直立となり宙に浮いた。
特級が浮いたことによって、特級の後ろにいたであろう声の主が伏黒の目に写る。


「……少女…?」


特級の陰に隠れていた声の主は少女だった。
青く照らされながらも場違いなほど華奢な少女の姿に伏黒は呆気にとられた。
しかし大きな音によって我に返る。
宙に浮いていた特級が突然地面に叩きつけられたのだ。
レンガがその衝撃で粉々になり散る。
その様子が伏黒にはスローモーションで写った。
叩きつけられた特級はすぐに態勢を変えて反撃しようとしたが、少女の肩にいた蜘蛛が口から銀色の糸を吐き出し特級を捕縛する。
体に巻かれた糸が四本地面に向かって伸びて固定し、更に特級の動きを封じた。
それと同時に蜘蛛は姿を消す。
その捕縛から逃れようとあがく特級の頭上に黒い影が飛んでいるのに気づき、伏黒はその影に視線を向けた。
そこには穴だらけの羽を持ちながらもなんの抵抗もなく普通に飛ぶコウモリがいた。
その姿は異様で、目はなく体の毛色も白が混じり口も頬まで裂けていた。
コウモリは少女の後ろに回り頬まで裂けている口を大きく開け、鳴いた。


「…!」


鳴いた、というよりは、超音波を放ったと言った方が正しいだろうか。
伏黒には聞こえない声でコウモリは鳴くと、それと同時に特級が大人しくなる。
突然ガクリと項垂れるように俯き身動きしなくなった特級と同時に、蜘蛛同様コウモリの姿も消えた。
あっという間の出来事に伏黒は目を見張って少女を見た。
少女は特級に近づき、特級をジッと様子を見るように見つめる。


「ふむ…眠ったか…」


その姿に似合わない古臭い口調に、伏黒は違和感を感じた。
しかし、その違和感を追求する時間は少女がこちらに視線を向けたことでなくなった。
少女と目と目が合った伏黒は背中にゾクリとした冷たい何かが走ったのを感じ、思わず構えてしまった。
少女は人間ではない―――本能的に伏黒はそう感じ、息を飲む。
無意識にいつでも式神を出せるよう手を組む伏黒など気にも留めず、少女は口を開いた。


「お主は何者じゃ」

「……呪術師だ」


できる事ならば答えたくはない。
答えず逃げれるのであればそうしたい。
この任務は自分の領分を超えている。
だから一刻も早く領域を脱出して一時退却したのちに適切な人選でこの任務を引き継ぎたい…そう思っていた。
特級案件なのだから、必然的に五条に仕事が回るのだろう。
仕事量が多いと文句を言うが、捕まる特級術師が五条しかいないのだから当然だろうと毎回口を聞かされる度に思うし、そう言い返す。
恐らくそれは走馬灯なのだろうか。
どうでもいいことばかりが頭に浮かぶ。
それほどまでに相手から放たれるプレッシャーに向き合いたくはないのだろう。
少女は伏黒の回答に目を丸くした後、『そうか』と呟き、考え込む素振りを見せる。
見た目は少女だが伏黒はその間、動けなかった。


「呪術師ならば五条悟を知っておるか」


意外な質問に伏黒は目を丸くする。
しかしすぐに納得もした。
五条悟という男は有名だ。
世間的に、ではなく、この業界で…である。
呪術師、呪詛師で五条悟を知らない者はモグリだ。
この少女が呪詛師なのかは分からないが、先ほどの呪霊達を見て非術師ではないのは確かである。
逆らってもメリットはないと、伏黒は頷く。
伏黒の頷きを見て少女はまた『そうか』とだけ答えた。


「ならば術師よ…妾と縛りを結ばぬか」

「は…?」


思わず素が出てしまったのは仕方ない。
縛りとは、大まかにいえば一般的な約束事を確実にしたものだ。
絶対に守るべき約束事であり、絶対に破ってはならない約束事。
その縛りでも、自身に科した縛りと、他人との縛りがある。
自身に科した場合、多くは能力を高める効果が得られる。
自身への縛りと、他人との縛りも、同等にリスクが付き物だ。
そのリスクは自身の場合は縛りにて得た物が失われる。
対して、他人との縛りの場合、縛りを破った場合どの程度の罰がまっているのかが分からない。
高リスクを科せられそうになり、断るつもりだった伏黒を遮るように少女は続けた。


「このクソは妾が祓いついでにお主も治してやる…その代わり妾が眠りについたら一滴でもよい…血を飲ませよ…その後、妾が目を覚ますまで誰にも連絡せず何人たりとも触れさせずその場から動かすな…それが妾が提示する縛りじゃ」


『どうじゃ、破格じゃぞ?』と小首をかしげる少女に伏黒は訝しんだ。


「あんたに利があるとは思えないんだが…」


伏黒は少女の提案を怪しんだ。
どう聞いても破格すぎていた。
少年院でも感じたが、一級と特級の間の差は果てしないほど大きい。
伊地知が虎杖にした簡単な等級の説明でも、一級は戦車でも心もとないと評されているのに、特級になればクラスター爆弾でもトントンという評されている。
それほどの差が一級と特級の間にあるのだ。
そんな相手に簡単に祓うと言ってのける少女の実力は計り知れない。
ただの絵空事か自分の実力を読み違えた馬鹿…という線も捨てきれないが、特級を捕縛し眠らせた実力の持ち主に、その考えすら浮かばないだろう。
だからこそ、訝しんだ。
だからこそ、信用できなかった。
伏黒の怪我も治すというオマケもつくその縛りは、伏黒にはあまりにも美味しい話すぎるのだ。
上手い話には裏がある。
先祖達が残した言葉を伏黒はこの時脳裏に過った。
明らかに怪しんでいる伏黒に少女は『利ならある』と答えた。


「妾はの、諸事情によって力を使いすぎると眠りについてしまうのじゃ…じゃがこの体をその辺に放ってはおきたくはない…そこでお主が妾が目を覚ますまでこの体を守ってくれればよい…どうじゃ?十分利があるであろう?」

「…利があるかは分からないが……それでなぜ血を飲ませることになるんだ…動かすな、誰にも連絡するなというのも説明してくれるとありがたい」


警戒はまだ解けないが、話が通じないわけでもなく、一方通行というわけではないのを知って少し安堵する。
特級を御せるような者に安堵はできないが、話が通じるという安心感はあった。
どうやら破格の利を提供するほど、少女は自身の体が大事らしい。
それこそ赤の他人であり呪術師である自分に体を預けるほどに。
何やら事情があるようで、そこは首を突っ込んで藪蛇にはなりたくないので触れないでおくが、提示された条件に違和感を感じた。
なぜ、血を飲ませなければならないのか。
なぜ、誰にも連絡せずその場から動かすなと提示したのか。
血は自分のを与えるため聞く権利はあるが、動かすな誰にも連絡するなという提示は単純に怖いからだ。
動かさず誰にも連絡しなければ何があるのか…その後の自分がどうなるのかが分からない恐怖があった。
それを察したのか、少女は快く答えてくれた。


「血は単純に妾の食事だからじゃ…動かすな、触れるなというのはこの体を好き勝手されたくはないし、勝手に触れてほしくはないのでな…連絡は同じ理由じゃが、何より勝手に五条悟に連絡されるのがただただ不愉快だからじゃ」


『妾の知らぬ間にあの阿呆に勝手されたくはない』と零す少女に、伏黒は怪訝とさせた。


(五条先生と顔見知りなのか…?)


口ぶりからして五条を知っているようではあるが、如何せん、彼は有名すぎる。
少女が一方的に知っており一方的に嫌っているという線は拭いきれない。
特級を倒せるくらいの実力の持ち主なのだから、少女の案件は当然のように五条悟にいくだろう。
立場的に五条とぶつかるのが都合が悪いのか、ただ単純に五条を嫌っているだけなのか。
分からないが、このまま伏黒の前で眠りにつけば必然的に特級である五条に連絡がいく。
それを少女も読んでいるからこその縛りなのだろう。
伏黒は考える。
信じていいのか、それとも騙しているのか。
呪術師の敵は何も呪霊だけではない。
人間にも呪術師と対となる者もいる。
それが呪詛師という術師だ。
彼らは呪術師と違い、人を殺すことも厭わない。
それは単に育った環境で仕方なく呪詛師にならざるを得ない人間もいれば、性格的な欠落があり社会から弾かれた者もいる。
多くは後者だ。
目の前の少女が呪詛師ではないと断言できない以上、例え年下に見える少女と言えど信じて良いのか悩む。
しかし、呪詛師疑惑が拭えない怪しい少女か、確実に死を遂げる特級呪物か。
目の前に生死を分ける道があり、それが明らかに少女の方が生き残る確率が高いとなると…伏黒の選択する道は1つしかない。


「血は…」


どれくらい必要か―――そう問いかけようとした時、特級が目を覚ました。
拘束も解けてしまい、ブチブチと頑丈な糸を切る特級に伏黒は一気に緊迫した空気を纏う。
咄嗟に手を組み式神を出しかけたが、それは無駄に終わった。
式神を出すため手を組んだその時、特級が吹き飛び壁に叩きつけられた。


「ほう…貴様、クソのくせして中々…妾はどうやら甘く見ていたようじゃな」


すまんな、と謝るが特級を見るその目は凍えるように冷たかった。
その冷たさは敵意を向けられていない伏黒さえゾッとさせる。


「―――ッ」


特級はそこでやっと気づく…――少女の力を。
ヒッ、と小さな悲鳴を零した後、特級は逃げるため扉を出現させ飛び込もうとした。
特級の出した領域だからか、扉は特級の自由自在らしい。
逃げ出そうとする特級の足が突然吹き飛んだ。
目の前の出来事に呆気にとられた伏黒だったが、特級の両足が地面に落ちバウンドして転がる音に我に返る。


(なんだ…今の…)


伏黒は少女を見る。
少女は伏黒など気にも留めていないように見向きもせず、まっすぐ特級を冷たい瞳で見つめていた。
少女が何かをした素振りは見えなかった。
そもそも何かするにしても少女と特級は離れており、何かしたとしたらモーションくらいあるはずである。
それがなかったのだ。
まるで見えない何かに吹き飛ばされたようだった。
特級は失った足を再生しながら這いずるように少女から逃げ出そうと扉へと向かう。
そんな特級に少女は高笑いを上げた。


「なんじゃなんじゃ!!まるで虫のように這いつくばりおるわ!!クソにはお似合いよのぉ!!―――どれ…もう片羽ももいでやるとしようか」


完全に少女は特級を虫にしか見ていなかった。
それは隠すことはなく、子供でも分かるほどの露骨。
少女が言葉を繋げたのと同時に両手が捻じり切られたように吹き飛び、再生しかけていた両足は潰される。
特級の両手足から紫色の血が噴水のように溢れ出た。
特級呪霊と言えど痛みは感じるのか、恐怖と痛みでもがく特級が独りでに浮き上がり、少女の方へ体を反転させる。
顔を見れば特級は怯えた表情で少女を見つめていた。
それを見て少女は目を細めニタリと嗤う。


「なんじゃ怯えておるのか?貴様は妾の仔で遊んでおったというのに貴様の番になれば逃げ怯え許しを請うか……ほんに、いつの時代も変わらぬな…貴様らはクソ以下…虫にも値せぬ」


その顔には笑みを張り付けてはいるが、全てその目が物語っていた。
冷たく凍り付きそうなほど少女は特級を軽蔑を含んだ瞳で見つめる。
過去に何があったのだろうかと勘繰ってしまいそうになるほどの対応の違いがあった。


「ほれ、食せ…貴様が残した残飯なんじゃ貴様で片すのが道理というもの」


宙に浮く特級の目の前に、同じく独りでに動いているようにしか見えない特級のもがれた腕が近づき、特級の目の前で指を捻り千切られその指を口に押し付けられた。
食せ、ということは、少女は特級に自身の肉を食べさせようとしているのだろう。
千切ったのも、食べやすいようにという気遣いらしい。
しかし特級と言えど自分の一部を食べる趣味はないらしく、怯えながらも抵抗していた。
それも見越しているのか腹を立てるわけでもなく、少女は『なんじゃ我が儘じゃの』とズレたことを呟く。


「妾が自ら食わせてやっているというのに拒むか…妾はそれでも構わんがな、"妾の子"らが許せぬらしい…すまんな」


構わないわけがない。
平然としていても少女はこの特級に腹を立てていた。
その感情を感じ取っている『子ら』も特級に自身の肉片を食べさせようとしていた。
口を閉じていた特級だったが、見えない何かによって無理やり口を開けられ、その開いた口に自身の指を入れられ、見えない何かに口を閉ざされた。
口と鼻を塞がれては飲み込むほかにない。
ゴクリと飲み込む音が伏黒の耳にも届いた。
飲み込んだのを口を開けさせて確認した後、今度は少女が自身の手で特級の指を千切って口に放り投げて食べさせる。
少女の行動がサイコパスすぎて伏黒はいくら呪霊で苦しめられたとはいえ、見ていられず視線を反らす。


(明らかに力は俺よりも上だが…信じていいのだろうか…)


呪詛師だとして。
領域を抜けた後に攻撃されないとは限らない。
呪詛師に常識は通じないし、彼らに情など存在しない。
だから、迷っていた。
領域を抜けた後に少女に襲われても、きっと伏黒は勝てない。
見た目が少女ではあるが、自分があれほど苦戦していた特級をまるで虫のように弄んでいるのを見るに少女と自分の力の差は雲泥の差だ。
負傷の否かではなく、そもそも実力の違いがある。
結論を出したのと同時に少女も特級で遊ぶのに飽きたのか、頭しか残っていない特級を見えない何かで手毬のように遊びながらこちらに歩み寄ってきた。
その異様な光景に伏黒の顔もひきつった。


「のうお主!見ておくれ、こやつ頭だけになっても食すぞ!食した物はどこに行っておるのだ?しかし思ったよりも中々しぶといクソじゃ…壊れない玩具は良い!のう、お主もこやつの手足をもいで遊ぶか?」


まるで玩具を見せるように見えない何かで頭を掴み伏黒の前に差し出す少女の笑みに、伏黒は何も言えなかった。
どんな言葉が彼女の機嫌を損ねるか分からないからだ。
首を振る伏黒に少女は気分を害した素振りを見せず『そうか、まあ虫を弄っても面白くはなかろう』と言って笑った。
見た目は普通の少女なのに、行動が異常者そのもので、伏黒は特級レベルの実力者になる条件に異常者の項目があるのかと真面目に思う。


「さて…コレで遊ぶのも飽きたな……それで、お主は妾と縛りを結ぶか否か…決まったか?」


飽きるほど遊んでないだろ、とは思ったが、言葉にはしなかった。
伏黒にそこまでの元気と余裕がないというのもあるが、何より自分が手も足も出なかった特級を虫のように扱う少女の機嫌をわざわざ損ねる事に得はない。
少なくとも呪いの王と恐れられている宿儺よりは温厚そうではあるため、伏黒は頷いた。
それを見た少女は『英断』と笑い、ポイっと見えない何かが特級を後ろへと投げ捨てる。
バウンドして転がる特級は転がりながら体を再生させる。
モコモコと体を再生させようとしている特級に振り返り、少女は指を組んだ。
それと同時に足元にいたブチ模様の犬がフッと姿を消した。
そして、少女は残った呪力を全てつぎ込み―――


「領域展開――――刻刻供犠(こっこくくぎ)


少女の領域が展開したその瞬間、特級の領域が押し負けた。

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