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2話 (2)
夢を見た。
燕の雛が母親と父親に餌を貰っているところだ。
ピイピイと鳴き声を上げながら雛は美味しそうに餌を食べる。
とても微笑ましい光景だ。
だけど…
突然親は餌を与えなくなり雛は1匹2匹と消えていく。
残った一匹の雛が黒く染まっていく。
ああ…
命が消えてしまった。
――― 大丈夫だよ、お前だけは守ってあげるから ―――
小さい呟きが小春の聞こえないはずの耳に届いた。
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