(2 / 8) 2話 (2)

夢を見た。

燕の雛が母親と父親に餌を貰っているところだ。

ピイピイと鳴き声を上げながら雛は美味しそうに餌を食べる。

とても微笑ましい光景だ。


だけど…


突然親は餌を与えなくなり雛は1匹2匹と消えていく。

残った一匹の雛が黒く染まっていく。



ああ…



命が消えてしまった。




――― 大丈夫だよ、お前だけは守ってあげるから ―――




小さい呟きが小春の聞こえないはずの耳に届いた。

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