ソラはさっきキースのいっていた“リュード君の悲しみ”というのがとても気になりました。
リュードはたまにつらく悲しそうな顔をすることがあります。
ソラにはそれがよくわかりませんでした。
(いつか、リュード君が笑ってくれたらいいな)
ソラはリュードのお兄さんであるルーさんに言われたあの言葉を思い出しました。
(リュード君が幸せだと思う道「ハッピー・ライン」はなんなんだろう……)
ソラはリュードに笑ってほしいと心から思いました。
“誰かの役に立ちたい。誰かを幸せにしたい”
それが、ソラの『夢』だから。