師弟関係の話


辻君の場合

B級に昇格した弧月使いの女の子。
同じ時期にボーダーに入隊した友達の茜ちゃんがA級の奈良坂先輩に師匠になってもらったと聞いて、
自分も師匠に稽古をつけてもらって強くなりたい!と思い茜ちゃん経由で熊谷先輩に頼んでみるも
「マスタークラスにもなってないのに師匠なんて無理だよ」と断られてしまった。
他に知り合いもおらずどうしようかと悩んでいたら茜ちゃんが奈良坂先輩に知り合いを紹介してくれと頼んでくれたらしく、女の子の目の前に現れたのは

「あ、あの……初めっ……して」
A級部隊である二宮隊の辻先輩だった。
「辻先輩が私の師匠に……??」
「よっよろしく……ね……」
顔を真っ赤にして話す辻先輩改め、師匠。
どんな師弟関係になるのか。果たして会話は成り立つのか。



二宮さんの場合

B級に昇格して自分は射手としてやっていこうと決めて、いろんな人のログを見ながら独学で勉強し、B級の隊員と個人ランク戦をしている時に急に声をかけられる
「お前どんなやり方してるんだ。俺が教えてやる」
「え……って二宮さん?!」
声をかけてくれたのはA級部隊の二宮隊の二宮隊長。
しかも射手一位の超実力者だった。
なぜ自分に声をかけてくれたのかわからないがとりあえず言われるがままに訓練室に入ってあれこれ教えてもらう。
何回かそんな事があった後に、出水に「二宮さんの弟子になったんでしょ?」と言われて驚く
「え、そうなの??」
「は?違うの?俺、二宮さんからそう教えてもらったんすけど」
どうやら二宮さんにちゃんと言われたことはないが、弟子になったようだ。
「お前この後用事あるか?飯連れて行ってやる」
と二宮さんに言われてついて行ってみれば二宮隊の焼肉に何故か自分も参加する事になっていたり、
加古さんに「あら、二宮くんの愛弟子ちゃんね。私も狙ってたのに盗られちゃった」と言われたりする。
言葉足りない師匠と押しには弱いが、才能有る女の子。


太刀川さんの場合

弧月をずっと使っているが、マスタークラスにはあと少し手が届かない女の子。
「弧月向いてないのかな。やっぱりスコーピオンに変えようかな」
と同じクラスの柚宇ちゃんに相談してみるも
「ん〜そんなことないでしょ〜弧月がいいよ〜」
と返される。
後日ソロランク戦をしていると後ろから声をかけられる
「お前、師匠探してるらしいな?俺やってやろうか?」
「太刀川さん……!?いえ、遠慮して」
「そんなこと言わずに、な?お前今日から俺の弟子な。決定!」
個人総合1位の太刀川さんに教えてもらうなんて恐れ多い、と断るも強引に弟子として決められる。
個人ランク戦やってくれると思いきやポイントを思いっきり強奪されたり、
大学の講義の代返をしに行かされたり、
忍田さんから太刀川さんの居場所を聞かれたり、
よくわからない師弟関係になる。

マスタークラスには……程遠い


荒船君の場合
狙撃手としてようやくB級に上がれた女の子。
家が貧乏でお金を稼ぐためにも早く実力をつけたくて師匠を探したいが、知り合いも少ないし、狙撃手はそもそも女性正隊員が少ない。
とりあえず真面目に狙撃手合同訓練には毎回参加していたら、荒船先輩に話しかけられた。
「真面目にやってんな〜」「はい!もっと上手くなりたいです!」
「なら、もう少し左寄りに構えた方がいいんじゃねーか?」
「……はい!ありがとうございます」

同い年の半崎君の所属する隊の隊長で、攻撃手としてもマスタークラス。
すごいなぁと思っていたら訓練で顔を合わせるたびに声をかけてもらえて教えてもらえるようになった
。その成果か、訓練での順位も上がってポイントも増えてきた。
基地の廊下で荒船先輩を見かけたので挨拶をすると、隣には村上先輩が。
「こいつ最近教えてやってんだよ、結構飲み込み早くてな、有望株」
と荒船先輩に言ってもらえて
「それなら俺の妹弟子ってことか、よろしくな」
と村上先輩にも言われて「?」ってなる。
どうやら自分は荒船先輩の弟子的な立場にいるようだ。


烏丸君の場合

気になる男の子が新しく部隊を結成する話を聞いた。
自分も誘って欲しいけど、まだB級に上がって間も無く、実力は足りない。
「どうしよう〜どうしたら良いと思う?」
同じクラスでほどほど仲のいい烏丸君に相談してみた。
「俺が教えてやろう」「え?良いの?」
「それで上手くなったら万事解決だろ」「ありがと〜!」

A級一位部隊所属の烏丸君に教えて貰えば上手くなるはず!
と意気込み訓練に励むが、気がつけば、気になる彼は部隊を自分抜きで組んでるし、烏丸君は本部から玉狛所属に変わってて
「稽古つけてやるから玉狛支部に来い」
と毎日のように玉狛支部に行く羽目になるし、烏丸君が彼に
「俺の弟子が欲しければ、俺より強くなってから誘うんだな」
と牽制してたことに気づくのは先の話。