THE STONE WORLD


番外編01

おまけ。いじわるなゼノ。
※スタゼノ本番描写あり。
ヒロインちゃんもお手伝いします(3P)。

+++



「ぜ、ゼノ・・・」
「なんだい?」
「い」

恥ずかしくって、でもぽかぽかの頭じゃ他のことが何も考えられなくて・・・小さな小さな声でぼそっと「いれて」と呟いた。

「おおナマエ!君はいったい何を言っているんだい?」
「・・・・・・えっ」
「きちんと教えてくれないと僕は何を挿れたらいいのか分からないよ」
「あ、え」
「ほらナマエ?その可愛い口で言ってごらん?どこに、何を、挿れてほしい?」

「」
「」


「ゼノもいじめてんじゃん」
「これはいじめではなく単なる質問だ」
「うっわ。知ってっか?ゼノ、そういう奴ほどDV男になりやすいんだぜ」
「スタンはナマエが懇願する様子を聞きたくはないのかい?」
「聞きてえー」

「このまま黙り込んだままでいるつもりかい?それでは君が辛いだけだ。辛いのは嫌だろう?ほら、言ってごらん」
「だ、だから、そのっ・・・ゼノの、それ」
「僕のどれだい?」
「その、・・・だから」
「もしかして指かな?さっきみたいにほぐしてほしいのかい?」
「ち、ちが」
「それじゃあ、どれかな?」

ゼノが首を傾げて、悪い顔で見下ろされる。
彼のもてあそぶような視線と問い詰めるような口調に、じわ、と涙が溢れ出した。

「ぜ、ゼノのいじわる・・・」

ぽろぽろと涙が

「分かってるくせになんでそんなにいじわるするの・・・?私のきらいなの・・・?」

「」

「ゼノ、アンタ今からボトムな」
「ま、待て」
「自分で言ったろ?ナマエ泣かしたら泣かすって。それアンタもそうじゃねぇと不公平じゃね?」
「・・・・・・」


「ナマエに」


「ゼノ、いいよ」
「・・・あぁ、君は優しいな。ナマエ、さっきは君の心を蔑ろにするようなことを言って悪かった。愛しているよ」
「わ、わたしもごめんなさい」

私の中でゼノがいったあと。


「さぁゼノ、俺の可愛いナマエ泣かした罰だ。今からたっぷりお仕置してやんよ」

スタンは片腕を一回ぐるっとまわして、心底楽しそうな顔でべぇと舌を出した。



「ゼノ、あーん」

口を開く前に手のひらを突っ込まれた。

様々な種類の機関銃を扱う彼の手は、大きくて角張っていて当然丸ごとは入らない。しかし丸ごと入れるかのような勢いで、僕の口に入る分だけの指が突っ込まれ、あっという間に呼吸と発声をままならなくさせてしまった。
先程まで僕がナマエを組み敷いていたベッドの上で、上半身を後ろから固定されるような形でスタンに抱きしめられている。口の中の手はさっきから微妙に動いていて、舌を押さえつけたり頬を裏側から撫でられている。ちなみに彼のもう片方の手は僕の腹に手を回し、その先の脇腹を無意味に揉んでいた。地味にくすぐったい。

最低限下着だけを身につけたナマエがおそるおそるといった様子でベッドに上がった途端、スタンの手が僕の口から出ていった。

「なんか言いてぇことは?」

そして、まるで死刑執行前の死刑囚に投げかけられるようなセリフを囁かれる。僕はそれに即答した。

「君たちの好きにしてくれ」
OK!ナマエ、ゼノの手ぇ縛って」
「えっわたし?」

ナマエが驚いているうちに、またさっきのように手を口に突っ込まれた。咳き込まない程度にやってくれているので苦しくはない。むしろ束縛されているようでゾクゾクする。僕は正直者なのだ。スタンは僕の性癖などは全て分かっているから、わざとこういう手法を取る。
しかもナマエに手を拘束させようとするなんて・・・これは本当に仕置なのだろうか。

「なにで縛るの・・・?」
「なんかあんだろ?なんでもいいから丁度いい紐」
「じ、じゃあリボン・・・」

戸惑いながらも何か思いついたような顔をすると、ベッドから降りてタタタとどこか別の部屋に向かい、すぐに戻ってきた。手にはプレゼントを包むのに使うような装飾のついた可愛らしいリボンを持っていて、飛び乗るようにベッドに上がると再び僕の前にしゃがみ込む。彼女もどこか乗り気のようだ。

「なんか・・・これで縛るとゼノがプレゼントみたいだね。かわいい」

やはり乗り気のようだ。
ナマエはスタンの指示通り、僕の両手を取ると手首に紐をくくりつけた。滑りやすい素材のため上手く縛れずあたふたする様子が可愛くて、やりやすいように僕の方から腕の位置を調整してあげた。

「ナマエ、アンタやってみる?」
「・・・え、と・・・何を?」
「ゼノのお口ほぐすの。ほら、上の口は俺がやってっから」
「・・・・・・。・・・わ、わかった」

スタンの提案に顔を真っ赤にしながら、それでもすぐに頷くナマエ。
僕とスタンがセックスをする時は基本的に彼女は参加することはないが・・・主にスタンの誘いがきっかけになって同室でいきなりおっ始める時なんかは、手で顔を覆い隠しながらも傍から見ているなんてことが何度かあった。
だから、なんとなくの流れは分かっているのだろう。特に説明を乞うこともなく、しかし恥じらいながら自らの中指をしゃぶり始めた。

「ぜ、ゼノ?・・・私でいいの?」

ナマエの目配せに、スタンが気を利かせて口を解放してくれる。溢れかけた唾液を飲み込んだあと、僕は思っていたことをそのまま口に出した。僕は二人の前では正直者なのだ。

「いいも何も、むしろどうして今までこういうエレガントなプレイをやったことがなかったのか・・・不思議で仕方がないよ」
「え、エレガント?」
「エレガントさ!大好きな君に犯されるなんて興奮以外の何物でもないだろう」
「こ、こうふん・・・」
「もちろん今からするこれが、ついさっき調子に乗った僕への罰だということは重々承知しているが・・・」

僕は口角が上がってしまうのを抑えることもできず、ベッドの上で膝立ちをするナマエを見上げた。

「ご褒美でもあると感じてしまうね」

後ろから賛同の声が聞こえてきた。

「確かにな。いい機会だから俺もナマエにめちゃくちゃにされてみてぇ」
「ふふ、僕も人のことは言えないが・・・特に君は我慢できなくなってすぐにナマエを押し倒してしまいそうだな」
「そういう時はゼノが今の俺みてぇに抑えてくれんだろ?結局さ、三人でやんのが至高なんだわ俺ら」
「ね、ねえ・・・勝手にそんな恥ずかしい話進めないでよ」

僕の正面に近寄ると、彼女は僕の足を一本ずつ両手で持ち上げて角度を広げた。既に一度射精しているので僕の僕は硬さをなくしているが、たとえ彼女が旧知の仲だとしても、女性の前ではしたない格好をしている自分にちょっとした羞恥心が湧き上がってきて・・・勃ちそうだ。

不安になってきたのかもう一度中指を舐めてから、反対の手で僕の膝を押さえる彼女。そして、様子を窺うように僕の顔を見上げてくる。スタンの両手は今は太腿に手を添えるだけだったので口が自由だった。

安心させるように微笑みかける。

「言ったろう?自由にやってくれ」

すると、彼女はようやく後ろの穴に指をあてがった。
スタンに散々開発させられた体だ。彼女の細い指でも、少し中にまで入ってきたら

「・・・ん」

と、僕が小さな声を出した途端に彼女の指がすぽっと引き抜かれた。

「ナマエ・・・?」
「ご・・・ごめんなさ」
「え、なんでやめちまうの?続けなよ」
「・・・なんか、その」

ナマエの顔は真っ赤だった。

「わたし、やっぱむり・・・。だ、だから今回はスタンがお手本して・・・?」

君は・・・・・・可愛いな。
それ以外の言葉が出てこない。僕やスタンと何度夜を共にしても、彼女は昔からずっとこんな調子だ。怖がらなくともいいのにな。いや、単に彼女がシャイな性格なのだと言われてしまえば、否定のしようもないけれど・・・それにしたってこの子は僕のことを大切に思ってくれていることがよく分かる。もちろんスタンのこともね。
爪が長いわけでも、指に傷があるわけでもないのに・・・慣れない自分じゃ傷つけしまうかもしれないと危惧しているのだ。そんなことを言ったら君、今まで僕が何度君の中に指を入れたと思っているんだ。だいたい僕の僕は指どころじゃないぞ。

「そう?なら次に備えてじっくり観察しときな。いつもみたいに顔隠してっとゼノのイイとこ見逃すぜ」


僕をベッドのはしに

今日はもう二つの手が僕の体を愛撫していて、嬌声を出すのは造作もなかった。

いつもは僕がするように、彼女が僕の肩に顎を乗せて横から顔を覗き込んできた。スタンが動くのに合わせて途切れ途切れに喘いでいる僕を、真っ赤な顔をして見つめてくる。
恥ずかしいが、恥ずかしいと思う余裕がない。
至近距離で彼女と目を合わせた途端に口を塞がれた。
自分の声が彼女の中に吸い込まれてしまうと同時に、

にこ、と笑う彼女がいた。

「・・・ゼノ、好き」

僕もだ、ナマエ。
頭が真っ白になって何も考えられない僕の上で、まだ繋がったまま動き続けるスタンが不満そうに声を上げた。

「ねぇナマエ、俺は?」
「もちろんスタンも!」
「俺も何?ほら、ちゃんと言えって」
「あいらぶゆーすたん」
「気持ちこもってなくね?」

二人の微笑ましい会話に笑う暇もなく、僕はただひたすら快感に身をよじり続けた。この男はいい性格をしている上にテクニシャンだから・・・年甲斐にもなく涙が出るほど気持ちよくさせるなんて造作もない。
次、僕が彼を泣かせる時が来たら、ナマエにも手伝ってもらって僕と同じくらい乱れさせてやろう。スタンも悦ぶはずだ。僕の方こそ彼の性癖を知り尽くしているからね。



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