Solicitation:2nd game 2
紫希の運動能力の低さは、1回戦のストラックアウトで良く見た。
全く同じタイミングでペイントを打てたとしても、千百合の方が早かろう。
最終的に相討ちになっても、判定でこっちに勝ちが出るはずだ。
大丈夫。
紫希は千百合より早くは動けない。
そう思った柳生に、真田の声が浴びせられた。
「丸井!避けろ!」
は?
という丸井の声が聞こえて柳生がそちらを向くと、紫希の放ったペイントは千百合を狙ってはいたものの外しており、誤爆で丸井に向かって飛んでいくのが見えた。
やはり紫希はこういうのが下手だ。
スピードで勝ったとしてもあれでは勝てない。
・・・勝てないに決まってるじゃないか?
「・・・!」
丁度その時、柳生の頭で全てが繋がった。
分かった。
分かったぞ。
「黒崎さん!下がって!」
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