100話記念企画 No.017


「・・・あれは紫希がコツを教えてくれたから。」
「えっ?私、そんな事しました?」
「えー!ずるいずるい、紀伊梨ちゃんにも教えてよー!」
「ま、待ってください!私も覚えがなくて・・・」
「っていうか、紀伊梨はコツ教えたってすぐ忘れるじゃない。」
「む!忘れないよー!」
「いーや忘れるね、絶対忘れる。しょっちゅうだったもん。」
「例えばー!?」
「デッサンの宿題出た時のデッサンのコツとか。」
「あ、あれはたまたまです!」
「歴史新聞の記事の書き方とか。」
「あれもたまたま!」
「読書感想文の本の選び方とか。」
「むぐ・・・・」
「ま、まあまあ・・・得意不得意がありますよ。私たちだって紀伊梨ちゃんに教わったじゃないですか?」
「何を?教わった事なんかあった?」
「あっ、ひどーい!」
「あ、ありましたよ!ほら、鉄棒とか跳び箱とか・・・」
「運動だけじゃない?」
「あと・・・あと・・・あ!ほら、覚えてますか?秋の木の実集め!」
「あー!懐かしー!」
「あー・・・」


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